

在学生 細美実里さんが「日本パッケージデザイン学生賞2024」で審査員特別賞を受賞!13名が入選!
2025.06.20
造形デザイン学科3年生の細美実里さんが「日本パッケージデザイン学生賞2024」で企業賞(フジシール財団賞)を受賞しました。造形デザイン学科4年生の佐久間春花さん、山崎晴菜さん、石川裕梨さん、江見梨杏さん、栗林操里さん、清水希羽さん、3年生の竹歳奏さん、林日向子さん、法木夏菜さん、山根柚花さん、渡邊空さん、2年生の安富愛佳さん、福島優花さんの13名が入選しました。応募総数は744点でした。
細美美里さん「マジカルドレッシング」企業賞(フジシール財団賞)
細美実里さんのコメント(広島県立安古市高等学校卒)
「味がかわる」、「おもちゃにかわる」、「好き嫌いがかわる」の3つの『かわる』をテーマに野菜嫌いな子供向けのドレッシングのパッケージを制作しました。ドレッシングの成分が底に溜まるので、混ぜるために容器を逆さまにして振ると、まるで料理に魔法をかけているように見えます。今回の受賞を励みに、これからもデザインを追求し、より良い作品を生み出せるように精進してまいります。
佐久間春花さん「働きバチの成長はちみつティー」入選
佐久間春花さんのコメント(安田女子高等学校卒)
私は「働きバチの成長はちみつティー」という作品を制作いたしました。【かわる】がテーマでしたので、蜂が幼虫から成虫になるまでを紅茶のパッケージで再現いたしました。人が成長するために頑張って、かわろうとする。その一休みの時間にこの、はちみつティーをのんで、蜂の完全変態と共に自身の成長も見返して見て欲しい。そんな思いを込めた作品です。
山崎晴菜さん「境目証書」入選
山崎晴菜さんのコメント(広島県立広島井口高等学校卒)
大学から社会へと踏み出す人生の「かわり目」を祝う、お酒のパッケージです。新たな進路に進むタイミングには不安がつきものですが、その背中をそっと押せるよう願いを込めて制作しました。卒業証書を開く音と、お酒を開ける『ポン』という音を重ねることで、爽快な音が不安を和らげ、前向きな一歩を後押しできるパッケージに仕上げました。今回の喜びを糧に、今後もより良い作品を生み出せるよう努力していきたいと思います。
石川裕梨さん「カードでガード!!」入選
石川裕梨さんのコメント(広島県立祇園北高等学校卒)
医薬品のパッケージが単語帳カードに「かわる」デザインを考えました。カードに効能や効果、用法など記載することで薬を使用する上で知りたい情報がカードでまとめられ、薬の判断や確認が簡単に出来るようになります。そして、外出先にも持ち歩く事ができ、薬に対して煩わしい印象や認識が「かわる」事にも繋がります。収納方法もインテリアとしてぶら下げ、取り出しやすいようにデザインしています。これからもアイデアを形にして作品制作をしていきたいと思います。
江見梨杏さん「空のデザート」入選
江見梨杏さんのコメント(広島国際学院高等学校卒)
私はペットフードのパッケージをデザインしました。世の中にはせっかく可愛いパッケージの商品がたくさんあるのに、すぐに捨てられてしまうことが寂しいと感じたため、中身が無くなってからも楽しめるデザインを考えました。ついでに、楽しみながら分別もできたら、さらに素敵になると思い、フィルムと紙をスムーズに分別できるような仕組みにしました。自由度の高いコンペだったので、いつも以上に楽しみながらデザインすることができました。
栗林操里さん「Caわるサメアメ」入選
栗林操里さんのコメント
サメの歯が飴になっているパッケージを制作しました。この飴は歯のようにカルシウムが豊富で、食べると強い自分に変わることができます。テーマの「変わる」を「歯の生え変わり」と「強い自分に変わること」で表現しています。パッケージを傾けることで窪みに飴がセットされ、何度も歯が生え変わる様子を楽しむことができます。これからも人の役に立つユニークな作品を作りたいです。
清水希羽さん「Contact Stocker」入選
清水希羽さんのコメント(広島県立祇園北高等学校卒)
役割が変わるということをコンセプトに考えました。このパッケージは商品を包む役割から、ストッカーに変化します。パッケージの下から一個づつ取り出すことができ、中身の減りが目視出来る仕様になっています。ストッカーに詰め替える手間が省け、買い忘れも減らす効果があります。毎日使う物なので少しでも便利になればいいなと考案しました。今回選んで頂けた喜びを励みに今後も頑張ります。
竹歳奏さん「ポジティブガム」入選
竹歳奏さんのコメント(鳥取県立米子西高等学校卒)
この作品にはガムを食べた人がちょっとでもポジティブな気持ちになってほしいという思いを込めました。気軽に持ち歩くことができるので色んな人に食べて明るい気持ちになってほしいです。これからも色んな人を元気づけるような明るく楽しい作品を作れるように頑張ります。
林日向子さん「シャボンネック」入選
林日向子さんのコメント(安田女子高等学校卒)
キャラクターの髪の長さによってシャンプーの出る量が変わるパッケージデザインです。小さい子供は特に、自分の髪の長さにあったシャンプーの量がわからないという日常の問題からこのパッケージを考えました。機能性と遊び心の両立を意識しながら取り組みました。今回の学びを活かし、今後の制作に励みたいと思います。
法木夏菜さん「UNRAVEL TEA」入選
法木夏菜さんのコメント(広島県立福山明王台高等学校卒)
緊張したり不安なとき、心に糸が絡まってモヤモヤするそんな緊張の糸を 解くためのパッケージです。ピンと張った糸を引き抜きぬいてパッケージを開けることで、"緊張" を "リラックス" に "かえる"、開ける人に寄り添ったパッケージデザインにしました。今回の受賞を励みにこれからも作品制作を続けていきたいと思います。
山根柚花さん「Texture Beauty」入選
山根柚花さんのコメント(広島県立広島皆実高等学校卒)
この作品は、フェイスパックで肌が綺麗にかわる様子を可視化した作品となっています。漫画のスクリーントーンをモチーフにして肌の質感を表現しました。今回の作品制作では、アイデア出しから完成まで作品に込めるストーリーを重要にしながら制作することができました。ただ作りたいものを作るのではなく、意味のある作品制作を今後も心がけていきたいと思います。
渡邊空さん「心の満ち欠け。」入選
渡邊空さんのコメント(広島市立沼田高等学校卒)
忙しく過ぎていく日常から抜け出し、一息つきたい人へ送りたい、入浴剤のパッケージ。コンセプトは満月です。パッケージを開けることで新月から満月へ変わることで、心が満ちる様子を表しました。入浴剤の包装紙にはBIOPACという海藻からできた水に溶ける紙を使用し、肌が変わるだけでなく、環境も変わる仕様になっています。今回の結果をバネにして今後も制作活動に励み、結果を出せるよう努力を重ねていこうと思います。
安富愛佳さん「ストレスからログアウト!」入選
安富愛佳さんのコメント(こころ未来高等学校卒)
この作品は「喫煙者の日常が変わる」をテーマにしています。箱のサイズ感をタバコに寄せて今までと変わらない安心感を与えつつ、パッケージのデザインをタバコと大きく異なるデザインにして消費者自身に変わったことを実感してもらえたら、と思い制作しました。消費者の方を意識した作品作りは初めてだったため不慣れな部分も多かったのですがこの作品を通して目に見える結果と自分の課題も見つけることができました。
福島優花さん「潰れるにゃんこボトル」入選
福島優花さんのコメント(広島県立祇園北高等学校卒)
子供から大人まで幅広い年代の人にリサイクルを楽しく取り組むきっかけになるようにデザインしました。これからも使う人が楽しめるような作品を作れるように頑張ります。
表彰式で賞状を手にする細美実里さん(右)
■ものづくりセンターからのコメント
「日本パッケージデザイン学生賞」は、今回で3回目となるコンペティションです。本コンペティションの特徴は、18名ものデザイナーの方々に様々な視点で審査をしていただけることです。ものづくりセンターではプロジェクトとして作品制作に取り組み、27名が27作品を応募しました。
プロジェクトでは、テーマ「かわる」を様々な視点から解釈し、アイデアスケッチを描きました。スケッチを基に試行錯誤を繰り返し、試作モデルを完成させました。試作段階では戸惑っていた学生も、最終的な作品制作では高いクオリティのものを短時間で作り上げることができました。惜しくも受賞を逃した学生も、大きな成長が見られるプロジェクトとなりました。
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■ものづくりセンターについて
ものづくりセンターは作品の制作活動を後押しする施設です。制作活動に必要な企画と技術の両面を専任の担当者がマンツーマンでサポートします。学生は初めてでも安心な環境で制作活動に取り組み、自分の想いをカタチにした作品を次々と誕生させています。