

生物の世界は、多様性と柔軟性を備えた多種多様な個体によって形作られています。生物科学科では動物や植物、微生物など地球上の生命体を対象として、分子・細胞から生態系に至る幅広い階層で生物の進化や多様性の本質を学び生命現象の普遍性を探求します。さらに、学んだ知識をもとに「食」「資源」「環境」に関わる諸問題を解決し、持続可能な社会構築に寄与するための基本的知識と技術を有する人材を養成することを目的とします。
入学前に生物や化学を深く学んだ経験がなくても、基礎から理解を積み上げていくことができる段階的なカリキュラムを整備しています。理論だけを学ぶのではなく、1年次からの早期実習体験や実験(観察・採集・調査などのフィールドリサーチ)と通して、実践的に楽しく生物を学ぶとともに、興味を広げ一人ひとりの視点で研究テーマを模索することが可能です。
3年次からは各自の関心や適性を見極め、2つのコースに分かれて専門性を深めます。「生物科学コース」では、生物学の基礎研究を中心に、ゲノム解析・遺伝子組換え・品種改良など、生命の真理を追究します。「食・環境開発コース」では、花き(観賞用植物)・園芸や食品・発酵醸造などを学び、生活を彩る食品開発、高品質果実や野菜・花・香粧品等の創造に挑みます。
企業や地域と連携したプロジェクトワークを通して、学生主体で協働研究や商品開発などに取り組み、社会で直面する問題解決に必要な実践力と創造力を養います。カリキュラムでは、学年・コース・研究室を越えて履修できる科目群を設定。各々のプロジェクトや研究テーマに応じ、理論と実践の両面から多角的にアプローチすることで、深く、広い視野を持つことができます。
食品衛生管理者任用資格
食品衛生監視員任用資格
甲種危険物取扱者受験資格