- 留学プログラム(STAYS)紹介
1. 留学先
英語英米文学科には、STAYS (STudy Abroad for Yasuda Students)という名称の留学プログラムがあります。近年の留学先は、アメリカ合衆国カリフォルニア州にあるカリフォルニア大学デイヴィス校(University of California, Davis、略称はUCD)とペンシルベニア州にあるピッツバーグ大学(University of Pittsburgh、略称はPitt)です。どちらもアメリカではトップクラスの有名大学であり、英語を学ぶ留学生向けの素晴らしい教育プログラムを持っています。
UCDのキャンパスは、サンフランシスコからバスで1時間ほど北上したところにあるデイヴィスという街にあります。デイヴィスは平坦な街であるため、学生や住人は自転車を愛用しており、自転車の街として有名です。巨大なキャンパスに隣接する中心街は小規模ですが、レストランやカフェが充実しており、近隣には大きなショッピングモールもあるため、快適に生活することができます。
- (UCDのキャンパス内を自転車で移動する英語英米文学科の学生達)
- (デイヴィスの中心街で週2回開催されるファーマーズ・マーケット)
Pittのキャンパスは、ペンシルバニア州で2番目に大きなピッツバーグという都市にあります。日本の大学のキャンパスとは異なり、街の中心部に大学の校舎が点在しており、安田女子大学の学生達は、ピッツバーグ大学を象徴する美しい高層ビルである「学びの聖堂」(Cathedral of Learning)内の教室で学びます。大都市であるため交通網も発達しており、学生は電車やバスを利用して近郊の住宅街から通学します。芸術と学問の街としても有名であり、キャンパスの近郊にはさまざまな美術館や博物館が立ち並んでいます。
- (学びの聖堂の前で開催されたウェルカムパーティー)
- (展望台から見たピッツバーグ市の中心部)
2. 期間
2年生の9月から1月までの5ヵ月(約125日間)をアメリカで過ごします。UCDでは到着後に約10週間の集中講座を受講し、年末年始の冬休みを挟んで、安田の学生のために開講される短期間の授業を受講します。Pittでは約13週間の集中講座を受講します。留学中に受講する授業は、安田女子大学の正規の授業と同じ扱いとなるため、4年間で卒業することができます。
※ 今後、現在の5ヵ月に加えて、10ヵ月留学プログラム・1ヵ月留学プログラムの導入を計画中です。詳細が決まり次第、詳しい情報を掲載いたします。
3. 学習内容とその成果
どちらの大学でも、最初に英語能力の判定テストを受験し、その結果に応じてクラスが分けられますので、自分の英語力に応じた授業に参加することができます。すべての授業が英語でなされるため、読む・書く・聞く・話す能力を向上させつつアメリカの社会事情や文化を学ぶことができます。クラスルームでの授業以外でも、大学が紹介するアメリカ人の学生が英会話パートナーとなり、一対一の会話を長時間楽しむことができます。
(実際の授業の様子)
両大学が提供する非常に効果的なプログラムによって、英語英米文学科の学生の英語力は大きく伸長します。就職活動で重視される英語試験であるTOEIC®(990点満点)のスコアにおいて、出発前は600点以上の学生は21.2%ですが、帰国後は53.7%にまで増加しています。600点以上取得者のうち、600-730点取得者は62.9%、730-860点取得者は31.5%、860点以上取得者は5.6%であり、就職活動において英語力をアピールすることができます。(直近過去3年)。
- ※ TOEIC®600点:就職試験等でアピールできるレベル(企業が新入社員に期待するスコアの平均は535点であるが、エアラインのような人気業界で英語力をアピールする場合は、600点以上のスコアが必要とされる)。
- ※ TOEIC®730点:どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えているレベルであり、多くの企業において海外赴任の要件となっている。また、文部科学省が英語教員に求める基準スコアとされる。
- ※ TOEIC®860点:受験者の上位5%。Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができるレベル。
4. 生活
英語英米文学科の学生には、留学前のアンケートに応じてホストファミリーが割り当てられます。必ず個室が与えられますが、一つの家庭でお世話になる学生数はさまざまです。一人だけのこともあれば、同じ安田の学生とのダブルステイになることもありますし、他国・他大学の留学生と一緒に生活することもあります。食事は一日三食提供されます(平日の昼食は自分でサンドイッチなどを作って持って行く場合があります)。家族の一員として生活するため、買い物やスポーツ観戦などのイベントに一緒に出かけたり、誕生日を祝ったりすることもあります。また、9月から留学するため、10月のハロウィン、11月の感謝祭、12月のクリスマス、1月のニューイヤーなどのアメリカの主要な行事を一緒に楽しむこともできます。
- (ホストファミリーと一緒にアイスホッケー観戦)
- (ホストブラザーと一緒にハロウィンの準備)
5. 授業期間外の過ごし方
冬休み中は国内旅行を満喫することができます。英語英米文学科では、安全を最優先するために、必ず安田の学生3名以上のグループで旅行し、出発前に旅行期間と宿泊先を大学に連絡することが義務付けられています。留学中に培った英語コミュニケーション能力を駆使して、自分達で飛行機のチケットやホテルを予約し、一生の思い出を作ることができます。
- (グランドキャニオン)
- (グリフィス天文台から見たロサンゼルスの夜景)
- (フロリダのディズニーワールド)
- (タイムズスクエアのニューイヤーカウントダウン)
6. 費用
安田女子大学では、長期留学にかかる自己負担額を最小限に抑えるために、英語英米文学科の学生全員に手厚い経済的サポートを行っています。2024年度は、留学費用の総額約212万円のうち約67万円を大学が全員に補助し、日本学生支援機構の奨学金(40万円)もしくは本学の支援金制度(20万円)を活用することで、自己負担額がさらに減免されています(どちらかが給付されて返済不要)。本学の英語英米文学科の留学プログラムには長年に渡る実績があるため、日本学生支援機構の留学のための奨学金をとても高い割合で給付されています。
- ※ 総額には、現地授業料、ホームステイ費用、航空券代、ビザ申請費用、保険料などが含まれています。
- ※ 留学費用は為替レート等の影響で毎年変わります。
7. サポート体制
英語英米文学科では、2年生の4月から7月まで、留学オリエンテーションを毎週実施します。個人で長期留学する場合、さまざまな英語の書類の作成や複雑な手続きを自分で行う必要があります。英語英米文学科では全員が留学するため、国際交流課のスタッフと英語英米文学科の教員による手厚いサポートを受けながら、一緒に準備することができます。長期留学に必要な学生ビザ取得や、海外留学用の保険加入も一括して行いますので、とてもスムーズに準備が整います。また、先輩が留学体験を語る時間もあり、さまざまなアドバイスを受けることができます。
(アメリカでの生活について注意すべきことを説明する先輩達)
安田女子大学のスタッフと留学先の大学スタッフは緊密に連携を取っており、不測の事態が生じた場合には迅速に対応する体制が整っていますので、これまで海外に渡航した経験がない方でも安心して留学することができます。
8. まとめ
安田女子大学の英語英米文学科には、トップクラスの大学への長期留学を、非常にリーズナブルな費用で、安全性に配慮しつつ、30年以上にわたって提供してきたという実績があります。長期留学は、みなさんの人生を大きく変えてくれます。英語英米文学科に入学して、さまざまな将来の可能性を手に入れてください。