

幼児教育学科では、人生のスタート期であり、人間形成の基礎が培われる乳児期・幼児期のそれぞれの発達特性に応じた関わり方について、理論と実践の往還的な学びにより専門性を高めます。幼児教育・保育の基本領域を学んだのち、脳科学や小児科学、人類学などさまざまな視点から子どもが発達・成長するメカニズム・関わり方を修得するとともに、効果的な教育環境の構成と評価のあり方について学びます。
発展領域では、未解明の乳児保育の可能性を探る赤ちゃん科学、子どものドキドキやワクワクを育てる幼児教育環境の構成と評価のあり方、子どもたちのウェルビーイング実現に向けた知識やスキルなど、幅広い学びを提供しています。また、リスクマネジメントやデジタルリテラシーなど、子どもや子どもを取り巻く環境への多角的なアプローチや子育て支援について学ぶことで、保育者としてのさらなるスキルアップをめざします。カナダの幼児教育・保育現場を体験できる海外研修プログラム「海外教育語学研修」も用意しています。
大学敷地内には付属幼稚園があり、子どもたちと接する機会が多くあります。1年次から同幼稚園で子どもたちの遊びに使う教材づくりなどのボランティアを行い、保育者の役割についての理解を深めます。授業で学んだことを現実で実感する。そのような経験を繰り返すことで、より洗練された保育者に成長することができます。また、安田実習農園で野菜の栽培・収穫を行い、キャンパス内で四季折々の体験を楽しみながら、豊かな感性を醸成します。付属幼稚園内の「こども農園」で園児たちとともに田植えや稲刈りも行い、自然体験を重ねながら確かな実践力を育みます。
近隣の幼稚園・保育所・認定こども園の子どもたちを招き、学内の大ホールで学生が劇を披露します。演技発表に加え、司会進行や子どもたちへの対応なども学生が担当します。子どもたちのストレートな反応に触れることで子ども理解を深めるとともに、子どもたちと関わる喜びを改めて実感します。また、主体的な企画・運営を通して課題解決能力を身につけます。
幼稚園教諭一種免許状
保育士資格
准学校心理士資格
養護教諭一種免許状 ※1
小学校教諭二種免許状 ※1
※組み合わせにより取得できない場合があります。
※1 幼稚園教諭一種免許状を取得することを前提に、他学科の教職課程を履修し、免許状を取得することが可能です。個人の履修状況や時間割等により、修業年限内での免許取得が難しい場合があります。