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航空系企業に内定した学生へのインタビュー【2023】

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国際観光ビジネス学科では、航空系企業への就職を目指す学生のサポートを強化しています。今年の4年生から、現時点で航空系企業に内定を決めた学生が9名となりました。この春から、客室業務員(CA)、グランドスタッフ(GS)、整備士としての活躍を目指します。

今回、長年航空業界に勤務された経験のある佐藤教授が、内定を決めた学生の中から7名にインタビューを行いました。この進路を目指したきっかけや、この学科での学びなど、学生たちの声をお届けします。

 

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―まずは、グランドスタッフとして空港に勤務される予定の野間さん、中島さん、梅津さん、田中さんにお聞きします。就職活動を終えた今のお気持ちをお聞かせください。

野間
進路が決まった今は、ほっとした気持ちが一番大きいです。憧れの企業の就職試験に挑むことは、とても大きな不安がありましたが、ハワイ留学の経験などをお伝えしたことで、グローバルな環境で活躍できる人材だと捉えていただけたのかなと思っています。在学中にいろいろな経験が出来たことは、合格をいただけた要因の一つだと思います。

 

―航空業界を目指したきっかけは、いつ頃だったのでしょか?

中島
私が航空業界を目指した最初のきっかけは、高校2年生の時に語学研修でオーストラリアへ向かう国際線に乗った時でした。初めての海外ということもあり、とても緊張していたのですが、その時のCAさんがとても素晴らしい対応をしてくださいました。私もこの方のようになりたいと思い、航空業界を志すようになりました。

 

―空港でのお仕事は華やかさがあると同時に、当然、苦しいこともあるかと思いますが、中島さんはどのように考えていますか?

中島
私は早いうちからたくさんの経験を積みたいと思い、羽田空港や成田空港を管轄している企業への就職を選びました。大きな空港を利用されるお客様は多く、日本人だけでなく、外国人の方もいらっしゃいます。様々な場面を経験する中で、コミュニケーション力やおもてなしのスキルを磨きながら、自分の可能性を広げていきたいと思っています。

 

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―日本の玄関である成田空港での就職が決まっている梅津さんも、グローバルな仕事に就きたいという希望を前から持っていたのでしょうか?

梅津
国際線が主力の空港で働きたいと本格的に思い始めたのは、この学科でのハワイ留学の後からです。留学先で様々な国の人との出会いがありました。言語や文化の違いはあるけれど、それを超えて仲良くなれたり、困っていたら助けてあげられたり。留学中にやりがいを感じた瞬間がたくさんありました。小さいころからよく空港を利用していた影響から、航空業界で働きたいという気持ちはずっとありましたが、留学をきっかけに、グローバルな環境で働きたいと本格的に思い始めました。

 

―留学から帰ってきた後、この学科での授業や活動の中で国際感覚を養うことができたと感じていますか?

梅津
はい、海外から来られている外国人の先生もいらっしゃいますし、英語だけで進める授業もあります。活動では国際交流などのボランティア活動に携わることも多々ありました。私が所属するゼミでもよく英語を使用するので、国際感覚を磨く機会はあったと感じています。

 

―田中さんは広島空港での勤務を選ばれましたが、地元で活躍したいという気持ちがあったのでしょうか?

田中
私は地元を離れたくないという希望が一番にありました。広島には世界遺産が二つあり、G7サミットなど国際的な会議やイベントの開催地になるなど、世界からみても大きな意味がある都市だと思います。地元愛から、広島空港で働くことを選びました。

 

―広島空港は日本中から広島へお客様を迎える、そういった役割もあるように思います。広島空港でのお仕事に、どのような魅力を感じていますか?

田中
就職活動の際に、広島空港ではマルチワークが可能であることを教えていただきました。一般的に空港でのお仕事はポジションや役割分担が決まっていて、流れ作業で業務が進められます。私はいろんな仕事をしてみたかったので、全ての業務をマルチに行うことが出来る広島空港での勤務に魅力を感じました。

 

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―次に、客室乗務員として勤務される鵜飼さん、高橋さんにお話をうかがいます。「客室乗務員」というと、特別な職業とか、競争の激しいといったイメージが一般的にあるように思います。鵜飼さんは就活中に、取組んでおいて良かったと思えることがあれば教えてください。

鵜飼
特別な職業というイメージがあることを、意識していたという感じではないです。一企業としてきちんと知るために、企業研究をしっかり行いました。そこから、企業理念への共感や、その企業が大好きだという、自分自身の気持ちを一番大切にしていました。取組んでおいて良かったことは、世界の状況を把握するために、毎日ニュースを30分見ると決めていたことです。世界や自分の周りで起きていることをしっかり知ることは、一番やっておいて良かったなと思います。

 

―高橋さんは、大学行事であるオリエンテーション・セミナー(新入生歓迎合宿:通称オリゼミ)で実行委員長を務めた印象が強くあります。その経験を就職活動に活かせたなど、ご自身にとって大きな意義があったと感じていますか?

高橋
2年生のリーダーや新入生を併せた大人数のメンバーを纏めていく中で、コミュニケーションや全体の連携を取ること、自分がしなくてはいけないという責任感を持つこと、様々なことを感じながら行動していくことなど、ひとつひとつに大きな意義のある経験でした。何より、自分がいろんな人に支えられ、応援してもらえていること、人との繋がりに気づけたことが一番大きかったです。それまでの私は、人から頼られる環境に自ら身を置いてきていませんでした。大きなことを成し遂げたり、夢を叶えたりしたこともなかった。オリゼミでの活動は、いろんな気づきを与えてくれました。その経験を就職面接でお伝え出来たことで、今後の活躍の場でも、職場の人とのつながりや、お客様とのコミュニケーションを大切に出来る人材だと、受取っていただけなのではないかと思います。

 

―高橋さんの勤務は全て国際線のフライトですが、意気込みのようなものがありましたら教えてください。

高橋
長時間のフライトになるので、体力面や精神面で大変なことも多いかと思いますが、周りの人に自分が支えてもらっているという意識を持ちながら、コミュニケーションを大切にして、素晴らしいフライトが出来たら良いと思います。

 

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―ここからは、羽田空港でエンジニアリングのお仕事をされる冨田さんにお聞きします。整備職はまだまだ女性の活躍が少ない環境で、更にエンジニアになるのはなかなか難しいと思います。整備職を目指そうと思った動機を教えてください。

冨田
私は飛行機が大好きで、航空業界で働きたいという希望がありました。就職活動を進める中で、飛行機に一番近くで働ける職種が、グランドハンドリングか整備職の二つだと知りました。その二つの選択肢では、飛行機の全てを知れるのが整備職でした。飛行機の全てを知りたいという思いから、整備職を目指しました。

―お客様やフライトに係る全ての人の安全を担っている、そう考えるとやりがいをすごく感じるお仕事だと思います。飛行機が好きで、いつも飛行機に携われる環境というのは羨ましいですね。

 

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―では最後に、みなさんにお伺いします。これからの意気込み、後輩へのメッセージなどありましたらお聞かせください。

野間
就職活動を進めていく中で、自分より周りの人の方が凄いのではないかと思う瞬間がたくさんありました。大切なのは、自己分析や周りの友達に教えてもらうなどして、自分の良さを知ること。自分に自信を持って面接を重ねていくと、結果として結びついてくることがたくさんあります。自信を失わず、自分らしさをアピールできることがポイントだと思います。けっして暗い気持ちにならないで、周りの友達ともしっかり話しながら、就活を進めていってほしいと思います。

中島
航空業界は一般企業と比べると就職活動が始まる時期が遅いので、始まるまでの期間、とても不安な気持ちになるのではないかと思います。後輩のみなさんには、就活のタイミングに違いがあっても、自分たちの番は回ってくることをお伝えしたいです。ここにいるみなさんが経験したことです。特にグランドスタッフは、たくさんのチャンスがあると思います。ひとつの企業に縁がなかったとしても、必ずその人にあった企業が見つかると思うので、途中であきらめずに最後まで頑張って欲しいと思います。

梅津
私はこの業界を目指して準備してきましたが、ずっと自分に自信が持てませんでした。就職面接に行くたびに不安な気持ちになることも多くありました。そんな時、同じ業界を一緒に目指す仲間や先生方に応援していただきました。そういう環境が整っている安田を選んで良かったと思います。後輩のみなさんも、仲間を大事にしながら、自分自身を成長させる気持ちで挑むと「あの時頑張ってよかった」と思える就活ができると思います。

田中
私は広島で働きたいという軸と、航空業界で働きたいという軸が、上手く2つ重なったところが広島空港でした。自分が何を大切にしているのかという「軸」をブラさないで、周りの人に支えてもらいながら頑張っていけば、必ず自分のやりたいことは叶うと思います。また、社会に出て辛いことがあっても、「あの時の自分はこうなりたかったから頑張った」という軸があれば、乗り越えられると思っています。「自分の軸」を大切にして、就職活動を頑張って欲しいなと思います。

鵜飼
この学科で得た経験は、恥ずかしくなく胸を張って伝えられるものだと、後輩のみなさんにお伝えしたいです。選考の際にも、この4年間での経験をたくさん話しました。この業界は英語が喋れることは特別なことではなく、英語を使って何かしたいのかという部分を問われます。この学科は、そういった部分を可能にしてくれる学科だと思います。また、挑戦するマインドも培われたと思っています。この学科では、手を上げると挑戦できる場面がたくさんあります。進路が決まった今も、もっと語学力を磨きたい、手話や新しい言語にも挑戦したいという気持ちがあります。大学時代に培った挑戦するマインドは、将来にも活かせる貴重な財産だと思います。この学科でこれから航空業界を目指す方々にも、いろんなことに挑戦して、それを武器に羽ばたいて欲しいと思っています。

高橋
私が就活を始めた頃から心掛けていたことは、毎日を「良いことをした、ちゃんと生きた」と思える一日にすることです。例えば、落ちているごみを拾う、ご年配の方に席を譲るといったことです。自分が何かを心がけて行動することで、自分の内面の変化が、外側にも表れてくるのではないかと思っています。そういう部分も、面接官の方に評価していただけたのではないかと思います。もうひとつお伝えしたいことは、もし第一志望に落ちたとしても、自分を認めてくれる会社は必ずあるというマインドで、就活を進めていって欲しいということです。一番に希望していた会社とは残念ながらご縁がなく、今の会社に採用していただいた経緯があります。しかし、自分の素の個性を認めてくださった企業でもあり、何より企業理念や革新的な経営方針など、結果的に、自分に合っている企業だと思える部分がたくさんあります。本当の自分らしさを大切にして、就活に挑んでいただきたいです。

冨田
私が就活において伝えたいことは、自分を失わず、自分を信じることです。同じ航空業界でも、職種によって内容が全く異なります。理系の職種であったこともあり、同期で文系は私しかいない環境でした。ある意味孤独でしたが、飛行機が大好きだからエンジニアとして入りたいという気持ちを失わなかったからこそ、面接官はその気持ちを汲み取ってくださったのだと思います。仲間にも支えてもらう場面も多くありました。周りと違う環境でも自分を失わず、自分を信じて頑張って欲しいなって思います。

 

―本日は貴重なお話をありがとうございました。みなさんそれぞれが、この春から航空業界に羽ばたいて行かれますね。みなさんの頑張りが、私たち教職員や学科の後輩たちの励ましにもなります。みなさんのこれからのご活躍を、心から応援しています。

航空系企業に内定した学生へインタビュー

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国際観光ビジネス学科では、ビジネス・文化・国際コミュニケーションの3つの分野を学ぶことで、運輸、製造、金融、サービス業など様々な業界に就職しています。
また、公務員として活躍している卒業生もいます。

今回は中でも、航空系の企業に内定し、春から国際空港での勤務に携わる学生の声をご紹介します。航空系企業に長く勤務された経験を持つ佐藤先生が、4名の内定者のうち2名の学生にインタビューを行いました。

【リチャード先生 英語インタビュー2022】在学生から、高校生のみなさんへのメッセージ

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みなさん、こんにちは!

国際観光ビジネス学科のリチャード先生が、4名の在学生に英語でのインタビューを行いました。就職活動、大学生活での一番の思い出など、この4年間で培った経験談、そして受験を控えた高校生のみなさんへのメッセージをお届けします。

国際観光ビジネス学科の魅力を紹介!①授業・大学生活

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みなさん、こんにちは!

国際観光ビジネス学科で4年間学び、学生生活を過ごした在学生に、この学科の魅力について語ってもらいました。第1回目は、授業や大学生活についてのインタビューをお届けします。

国際観光ビジネス学科の魅力を紹介!
②HIBISCUS program(ハワイ海外研修)

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みなさん、こんにちは!

国際観光ビジネス学科の在学生インタビューの第2回目は、HIBISCUS program(ハワイ海外研修)についてご紹介します。実際に留学プログラムを経験した学生にその魅力を語ってもらいました。

国際観光ビジネス学科の魅力を紹介!
③卒業後の進路

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みなさん、こんにちは!

国際観光ビジネス学科の在学生インタビューの第3回目は、卒業後の進路についてご紹介します。
来春から社会へ羽ばたく4年生に、この学科だからこそ磨かれた実践力や、就職活動について語っていただきました。

【リチャード先生 英語インタビュー2021】在学生から、高校生のみなさんへのメッセージ

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みなさん、こんにちは。

国際観光ビジネス学科のリチャード先生と卒業を控えた4年生が、この学科で過ごした日々、留学、就職活動のことなどを振り返りながらメッセージ動画を作成しました。

これからの輝かしい未来を見つめる高校生のみなさん、ぜひこの動画をご覧ください。

(動画:学生インタビュー2021 国際観光ビジネス学科)

国家公務員・地方公務員内定者へのインタビュー

(左から)インタビュアー:西原先生小松尾花恋さん(4年生)清木理沙子さん(4年生)
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卒業後に公務員としての進路が決まった国際観光ビジネス学科4年の小松尾さんと清木さんに、公務員を目指したきっかけや、この学科での学びなど、いろいろ語っていただきました。

―お二人とも、公務員試験に無事に合格され、この4月から社会人として活躍されるわけですよね。

小松尾
はい、私が内定いただいたのは、国土交通省中国運輸局です。

清木
私は、出身地である山口県の周南市役所に勤務する予定です。

―公務員としての道を選ばれたきっかけを教えていただけますか?

小松尾
卒業後は地元で就職したいという思いがありましたが、就職先を考えた時に、すぐに入りたい企業は思い浮かびませんでした。そこで自分が公務員になり、大学卒業後に地元に戻り活躍したい人たちの就職先の選択肢が広がっていくような仕事がしたいと考えたのがきっかけです。当初は市役所職員を目指していました。その後、公務員試験の準備を進めていく中で、内定をいただいた先でもある国家公務員の仕事の魅力に気づき、そちらに進路を決めました。

清木
私は‟公務員"になりたかったわけではなく、‟周南市の職員"として働きたいという思いが強くありました。最初は航空会社とか、ホテルとか、観光系の仕事に就きたいと考えていましたが、コロナ禍の影響があり厳しい状況でした。それで、「自分のやりたいことってなんだろう?」と考え直した時に、自分が生まれ育った地元での地域貢献や、地域活性化に携わる仕事に興味を持ちました。3年生の春休みに参加した市役所のインターンシップで、「周南市は観光に力を入れていきたい」というお話を職員の方からお聞きしました。「あ、ぴったりだな」と思い、そこから本気で公務員試験にむけて頑張りました。

―お二人とも、地元の地域に貢献したいという気持ちがあったわけですね。公務員を目指す多くの学生は1年生から勉強を始めていますが、お二人は3年生から取り組まれたということでしょうか?

小松尾
最初から公務員志望であったわけではなかったので、始めたのは3年生の10月頃で遅いほうでした。教養科目と専門科目がある受験先だったので、学習支援センターがサポートする公務員志望者支援プログラム『公務員勉強会』※に入って勉強しました。勉強方法としては、まず講座で科目や各単元の理解を深めて、帰り道に軽めの問題集で1回目の復習、そこから自習でもっと難しい問題集を解くといったように、段階を踏んで勉強していました。人より遅れた分は独学で勉強しないといけなかったので、結構きつかったです。空きコマなどを使って勉強時間を確保して、7時間とか、多い時で12時間は勉強していました。

清木
1年生から勉強している人に比べて遅れている分、人より何倍も勉強しよう!と、それをバネにして頑張りました。周南市の公務員試験は、私が苦手とする数学が主なSPI3の方式だったので、歴代の先輩方が使用した参考書と同じものを購入して、段階を踏みながら繰り返し解いていきました。受講していた小論文の講座では、毎週、自分で書いてきた小論文を、みんなに添削してもらうグループワークの時間がありました。私は本当に苦手と感じていたからこそ、回数をこなそうと、誰よりも小論文を書いてきたと思います。だからこそ、1次試験を終えた時に、"これだけやったのだから"という自信が自分の中についていて。頑張った分だけ実力に繋がると、その経験で感じました。

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―この学科で学び、これから公務員として活躍されるわけですが、この学科を選んで良かったと思えることは、どんなことでしょうか?

小松尾
この学科で学べるホスピタリティーは、社会の中で良い対人関係を築いていくために大切な要素になってくると思います。例えば人とかかわるための話し方、所作、マナーなどは、働く上で重要になってくる。この部分は、学びながら、周りの動きを見て習慣づけないと、私たちの中で磨かれてこなかったものだと思います。

小松尾
ハワイ留学や英語を学べたことも、この学科で学んだひとつの大きな要素だったと思います。半年間の留学で海外に出ると、日本に住んでいた時に経験しないような挫折も味わうので。言葉が通じないとか、当たり前のことが当たり前でなくなるとか。そこで乗り越えてきたことは、私たちの強みとして生きるポイントになったと思います。就職面接でも、それをお伝えしました。私たちの人間味が魅力となって、面接官の方にも伝わったのではないかと思っています。そういう経験が出来たという意味では、この学科で学び、公務員を目指せて良かったなと思います。

清木
ホスピタリティーなどの授業ももちろんですが、私の中ではハワイ留学が大きかったです。観光立国であるハワイで、しっかり現地の観光産業を見たり、体験しながら学べる機会はなかなかないと思います。私がこれから働く市役所では、観光振興として持続可能な観光を盛り上げていきたいとのことなので、ハワイの観光を半年間学べたことは大きかったです。就職の最終面接では、コロナ禍で留学に行った経験がある人が少なかったこともあり、留学についての話が大きなポイントになりました。

―ゼミでの授業や活動ではいかがでしたか?

小松尾
所属していた星田ゼミでは、英語のプレゼンテーション・コンクールに参加するという大きなコンテンツがありました。プレゼンテーション能力を培うだけでなく、それを英語で行ったことに関しては、ゼミ活動のエピソードとして、就職面接でも興味を持ってもらえました。

清木
折本ゼミでは、ハワイとの縁がある山口県の周防大島町に着目しました。滞在日数を増やせる夜のイベントや、観光地の魅力を発信するPRなど、観光客を誘致する取り組みについてのプレゼンを行ったのは、すごく印象に残っています。

小松尾
この学科の特徴のひとつとして、留学に行くからこそ、同級生との関係が深く、仲が良いなって思います。私が公務員を目指すと決めた時、同じゼミ生が応援してくれたことも、私の中で励みになりました。

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―公務員試験という難関を乗り越えて、進路が決まった今、振り返ってみていかがですか?

小松尾
公務員試験を始めるきっかけとして、地元に残りたいというのもあったのですが、後がない、今しか出来ないことに挑戦してみたいという気持ちが、自分の中ですごく大きかったです。チャレンジ精神はある方だと思いますが、これまでの高校や大学受験も、確実で安全な道を選んできていて。「絶対無理」とか、不可能と思える高い目標を持つことがなかった。最初は周りから「国家公務員は無理だろう」と言われたのですが、そういう言葉を自分の伸びに変えたというか、不可能と思われることを自分の目標にして突破できたことは自信になりました。これまで苦労した分、就職しても頑張れそうです。

清木
私は高校も大学入学も推薦入試だったので、今まで本格的な受験勉強をしたことがなかったです。今回は初めての挑戦というか、公務員は倍率も高いですし。周りが先に就職を決めていく中で、毎日焦りと不安と闘いながら、勉強していました。小松尾さんと泣きながら話したこともありました。こんな風に一緒に頑張ってくれる仲間がいたので、頑張れたと思います。自分の苦手なことに挑戦して夢を掴んだ時は、両親も泣いて喜んでくれました。これからは地元で、両親の近くにいることが出来るので、親孝行していきたいと思っています。

―今日は長時間にわたって本当にありがとうございました。大変な努力と苦労を乗り越えて目標を達成したお二人には本当に敬服します。また、ハワイ留学やゼミ活動を始めとする学科での学びが夢をつかむうえで役立った、と聞いてすごく嬉しかったです。

―実はこの学科からは、一般企業だけでなく公務員の道に進む方もいます。そして皆さん地域経済の発展に寄与する部署などで頑張っておられます。今日お聞きした勉強の方法や心構えなどを、後に続く公務員志望の学生に僕からも伝えていくつもりです。そんな後輩たちにとってずっと憧れの存在でいてください。お二人の活躍を心から願っています。

※「公務員志望者支援プログラム」とは

本学では、全学部生を対象とした「公務員志望者支援プログラム」を用意し、学習支援センター、キャリアセンター、公務員スクール(外部)が協働してサポートしています。

【リチャード先生 英語インタビュー2020】在学生から、高校生のみなさんへのメッセージ

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