• 学長メッセージ

安田学園は、大正4年(1915年)の創立以来「柔しく剛く」を学園訓として定め、一貫して徳育と知育をめざした全人教育を建学の理念としてまいりました。人間として共感し、お互いを思いやる徳の涵養を重んじ、併せて、人として現代社会で生き抜くために求められる知識と技術を身につけ、堅忍不抜のへこたれない精神の育成に力を入れています。
学園は世界で最初の原子爆弾によって破壊され、安田五一初代理事長をはじめとして多くの犠牲者を出しましたが、惨禍に志を曲げることなく、残された教職員そして学生は自ら額に汗して、復興に取り組み、建学の理念を守り今にいたっています。
学園は、2015年で創立100周年を迎えました。昭和41年(1966年)に文学部を開設し、近年では平成24年(2012年)に教育学部、心理学部、平成25年(2013年)に家政学研究科、薬学研究科の2研究科を開設。平成26年(2014年)に看護学部を、平成30年(2018年)に看護学研究科を増設し、4研究科7学部1短期大学(文学研究科、家政学研究科、薬学研究科、看護学研究科、文学部、教育学部、心理学部、現代ビジネス学部、家政学部、薬学部、看護学部、短期大学)がそろう総合大学となりました。
本学では、学生一人ひとりの学びを授業をする教室のみでなく、授業以外の課外活動、学内活動、学外活動でも、教職員は連携して全力で支えます。就職率の高さや中退率の低さは、教職員の熱意と学生の意欲の表れです。本学は時代と社会の要請に応えることのできる学生の養成をめざしています。近年では、native speakerによる英語教育や多彩な海外研修を通して、国際感覚の強化や、美しい字が書けるようになるための硬筆書写講座を全学生対象に開設するなど、さまざまな取り組みを行っています。今後も変わることなく、「柔しく剛く」を体現できる女性を社会へ送り出し続けること、これが安田女子大学、安田女子短期大学の常に変わらぬ使命であり目標です。
これから安田女子大学、安田女子短期大学で学ぶことを考えておられる皆様が、このホームページをご覧になり、大学を理解する一助になれば幸いです。本学は広島市の北の高台に位置しており、屋上芝生庭園から見る広島の街並みは絶景です。一度、キャンパスを訪れてみてください。もっと、もっと、「楽しい」安田女子大学、安田女子短期大学を身近に感じていただけると思います。

  • 安田女子大学 安田女子短期大学 学長 瀬山 敏雄