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広島県内屈指の合格率を誇る教員採用実績

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学科独自の教員養成サポートにより、西日本をはじめ各地に数多くの教員を送り出してきました。
2021年度公立学校教員採用候補者選考試験において13名(現役生8名、卒業生5名/中学校国語12名、高等学校国語1名)が合格。広島県・広島市(中学校国語)の合格者のほぼ1/4を占め、岡山市や山口県の教員採用試験にも合格しました。このほか、私立学校教員として活躍している人もたくさんいます。
本学科では教職意識、教化専門知識、実践的指導力を高めるために、「教職特別講座」「教職講演会」「教員採用試験対策自主勉強会」「合格体験を聞く会」「国語教育実践交流会」などを開催し、学科一丸となってサポートしています。

2019「江田島オリゼミを振り返って」-スタッフ座談会-

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(インタビュアー)
オリエンテーションセミナー(通称オリゼミ)実行委員として、リーダー、サブリーダーを務めた3年生スタッフのうち、実行長の沖田未玲さんが所属する3年1組の7名に集まっていただきました。「セブンスターズ」のみなさん、1年生を江田島青少年交流の家に引率した3日間、お疲れさま。新しい趣向も盛り込まれ、愉快なオリゼミになりましたね。次の学年への引き継ぎも終わって、ホッとしていると思います。5月のオリゼミを振り返り、自由に語ってください。


Q1.今回のオリゼミテーマ「縢る(かがる)」は、どのように決定したのですか。


(沖田未玲さん:実行長)
スタッフ全員で意見を出し合い、話し合って決めました。テーマは1年生に向けた思いを込めると同時に、スタッフがオリゼミを準備していく基盤となる大事なものなので、まず個人で考え、次に各係で検討し、最後にスタッフ全体ミーティングでしっかり時間をかけて練り上げました。名札も「縢る(かがる)」に沿うように、自分たちで考えました。


(瀬尾桜子さん:学科プログラム)
スタッフひとりひとりが案を持ち寄り、そこからスタッフたちの想いや願いを表すものを絞り、最後にスタッフ全員で選定しました。「縢る(かがる)」は、漢字や読みが難しいのですが、私たちスタッフが込めた思いは「オリゼミ3日間を通して、1年生の皆さんに絆や縁を結んでもらい、充実した大学生活を送ってほしい」という簡潔なものです。


(菊谷和佳子さん:実行)
「縢る(かがる)」にはふたつの意味を込めました。このオリゼミで私たちが1年生との思い出と絆をきっちり結び「忘れない」という意味。そして1年生につらいことや悲しいことがあっても、私たち上級生がしっかり守って支えて行きたい、という思いです。


(神田彩加さん:野外活動)
スタッフ全員が、「1年生のためできることは何か」を明確化するためにも、この「縢る(かがる)」は良かったと思っています。


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Q2.オリゼミのプログラムを選ぶ時に、とくに気をつけたことは何でしたか。


(池田美月さん:野外活動)
スタッフ間で担当するプログラムを割り振っていますが、どのプログラムも1年生に楽しんでもらえるように、また1年生同士の絆が深められるように、と考えて選びました。


(山村美裕さん:実行)
先生方と、私たち先輩と、1年生同士の仲をそれぞれ深めてもらうことに気をつけました。プログラムを通して、日本文学科をいっそう理解してもらえるよう工夫しました。入学したての1年生の不安を取り除くためにも、この2つは欠かせないと考えました。


(神田彩加さん)
先生方と、私たち先輩と、1年生同士の仲をそれぞれ深めてもらうことに気をつけました。プログラムを通して、日本文学科をいっそう理解してもらえるよう工夫しました。入学したての1年生の不安を取り除くためにも、この2つは欠かせないと考えました。


Q3.「日文科らしさ」を考えるにあたって、とくに気をつけたことは何でしたか。


(池田美月さん)
日本文学科はコミュニケーションが学べる学科です。私は緊張していた1年生にたくさん話しかけて緊張をほぐし、コミュニケーションをよくとることに気をつけました。


(菊谷和佳子さん)
オリゼミにおける日本文学科らしさは、真面目な内容と、アイスブレイク的な内容の両面をうまく組み合わせた点にあると思います。スタッフと1年生の距離をできるだけ取り払うこと、先生方と親しめるプログラムを作り、話しかけやすくすることに気をつけました。


(佐々木未玲さん:学科プログラム)
1年生に日本文学を深く知ってもらうため、高校までの教科書に載っていた有名な作品から、とくにおススメの小説の一文を引用した問題を作り、楽しく学んでもらえるように工夫しました。


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Q4.オリゼミを終えて、自分の中で変わったことは何ですか。


(山村美裕さん)
オリゼミスタッフの2年間は、長いようであっという間でした。頼りになる先輩、同級生、かわいい後輩に出会えたことは、私の宝物です。縦の繋がりも広げられたと思います。スタッフの一人として、責任感を持つことができ、自信にもなりました。


(神田彩加さん)
スタッフ同士で積極的にコミュニケーションをとりあうことで、互いにサポートしあい、独りよがりになることなく進めることができました。仲間の大切さを実感できました。


(菊谷和佳子さん)
話し合いで、時には意見の合わないこともありましたが、自分が妥協する点、また主張した方がよい点など、集団活動で大切なことを多く学びました。リーダーとしての責任感、仲間と作り上げていくことの楽しさ、やりきった時の達成感など、青春時代のかけがえのない経験になりました。


(沖田未玲さん:実行長)
もっとも変わったのは言葉遣いでした。実行長という立場上、みんなの前で話すことが多いので、とくに意識しました。言葉を選ぶのはもちろん、状況に応じた話し方、そして表情にいつも気を遣いました。自分の発言に、責任の重みを感じました。話し方ひとつで全体の雰囲気が変わることを実感しました。


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Q5.3年生の同期スタッフたちとの連携について語ってください。


(沖田未玲さん:実行長)
実行長として活動する上で目標の1つが、お互いに頑張っていることを認め合い、尊重し合うことでした。日文・書道のスタッフ33人全員でモチベーションを高め、よりよいオリゼミを作り上げていく意識を強く持ち、活動することができました。


(佐々木未玲さん)
スタッフそれぞれに個性があるので、意見が食い違うこともありましたが、互いに意見を述べることで信頼感が生まれ、係を越えた繋がりができ、しんどい時の支えになりました。


(山村美裕さん)
2年間一緒にやってきた仲間として、深く信頼していました。最後まで「みんなでよいオリゼミにしよう」という強い気持ちでがんばりました。


(瀬尾桜子さん)
前年度もスタッフとして参加し、長い時間を共に活動してきた3年生スタッフとの連携に助けられました。共通理解が整っていたので、スムーズに連携がとれました。体力面でキツい時はもちろん、精神面でも強く支えてもらえました。


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Q6.2年生スタッフたちとの連携はどうでしたか。


(神田彩加さん)
2年生は失敗をしてもいいから思いっきりやってみて、その経験を来年に活かしてほしいと伝えていました。うまくいかなかったことを報告しやすい環境作りを心がけました。


(池田美月さん)
自分が引っ張っていく学年なので、2年生が困っていたらすぐアドバイスができるようにしていました。


(山村美裕さん)
春休み中の活動を通じて2年生スタッフとの信頼感が増し、意見を交わし合いました。


(瀬尾桜子さん)
2年生スタッフが来年度のオリゼミを形作っていくので、引き継ぎを意識した連携を心がけました。いつも積極的に動いてくれたので、とても助かりました。


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Q7.来年度のオリゼミを担う2年生スタッフへのメッセージをお願いします。


(沖田未玲さん:実行長)
新スタッフも決まり、新実行長のもとで準備を進めていると思います。忘れないでほしいのは「誰のためにやっているのか」ということ。2年生スタッフには、オリゼミの目的と自分たちがなすべきことを伝えてきました。時にはつらいことや困難が立ちはだかりますが、それ以上に楽しいことが待っています。達成感は大学生活を彩り、人生の大きな糧になります。全力で向き合い、笑顔でやり遂げてください。いつも見守っています。さらにパワーアップしたオリゼミを作り上げてくれると期待しています。みんななら大丈夫!


(佐々木未玲さん)
最初は、1年生を引っ張っていくことに不安を感じることもあると思います。そんな時は自分だけで考えずに、仲間を頼って支えてもらうとよいでしょう。そして後輩スタッフのお手本として積極的にコミュニケーションをとり、信頼を築いていってください。いつでも私たちを頼って来てください!


(池田美月さん)
2年生の時に気づかなかったことにもいろいろ気づくと思います。責任も倍になりますが、楽しさも倍に増えます。頑張ってください。


(菊谷和佳子さん)
2年生のスタッフには、ずいぶん助けてもらいました。オリゼミの活動以外でもキャンパスで会うと必ず話しかけてくれるので、かわいくて仕方ありません!すてきなオリゼミを作り上げてください。応援しています。


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Q8.1年生へのメッセージをどうぞ。


(沖田未玲さん:実行長)
入学式で緊張した表情だったみなさんも、立派な安田女子大学の日文生になりました。昼食会で皆さんと交流した時と比べ、みなさんの表情はとても明るくなりましたね。様々な思いを胸に入学してきたと思いますが、オリゼミを通して、安田女子大学に入学して良かったと思ってもらえたらとてもうれしいです。オリゼミのあとも、私たちスタッフはみなさんの味方。いつも見守っています。このキャンパスで素敵な大学生活を過ごしてください。


(瀬尾桜子さん:学科プログラム)
今年のオリゼミはどうでしたか?みなさんにとって「安田女子大学に入学してよかった」と思うきっかけになっていたら、うれしく思います。オリゼミが終わっても「日文ファミリー」の一員であることに変わりはありません。これからもどんどん関わってきてね!


(山村美裕さん:実行)
オリゼミは3日間でしたが、みなさんの大学生活は4年間あります。これから楽しいことや苦しいこともあると思いますが、友達たちと様々な出来事を経験してください。オリゼミが素敵な出会いのきっかけになっていたら、とてもうれしいです。


(神田彩加さん:野外活動)
楽しかった!という声が多くてホッとしました。1年生のみんなに出会えたことが本当に幸せです。そして学校生活の最初の思い出に私たちスタッフ一同関わることができて、ほんとうに嬉しかった。みんなの笑顔はとても素敵です。その笑顔を武器に、これからの学校生活を楽しく過ごしてほしい。日本文学科を選んでくれてありがとう。


(佐々木未玲さん:学科プログラム)
新しい環境に新しい友だち。大学生活に慣れるのはそれなりの時間がかかると思います。オリゼミではそんな不安を少しでも減らせるように、先輩とのつながりができました。これをチャンスにして、人間関係の幅を広げてほしい。大学生活はとても楽しいので、積極的にイベントに参加し、勉学ともに充実させましょう。毎日笑顔で楽しく、大学生らしいことをたくさん経験してください。


(菊谷和佳子さん:実行)
このオリエンテーションセミナー(オリゼミ)を通して、新たな友だちと楽しい思い出ができたと思います。みなさんの大学生活の手助けになっていたら、とてもうれしいです。


(池田美月さん)
オリゼミで仲良くなった仲間や先輩たち、先生方との絆を大切にしてください。そこからまた新しい繋がりがどんどん増えていってほしいと思います。


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Q9.学生センター委員の高木久史先生に、ひとことお願いします。


(瀬尾桜子さん)
節目ごとのスタッフミーティングで「時間厳守と挨拶の徹底」をご指導くださり、そのたびごとに気を引き締めることができました。ありがとうございました。


(佐々木未玲さん)
様々なアドバイスをくださったおかげで、オリゼミをスムーズに進めることができました。いつも学生たちを気にかけてくださり、ありがとうございました。


(菊谷和佳子さん)
リーゼミの後や、オリゼミの前にいただいた講評をもとに、プログラムを見直し、よいものに仕上げていくことができました。感謝しています。


(沖田未玲さん:実行長)
高木先生が大切にされていた「挨拶をちゃんとする」「時間を守る」は、私たちスタッフもとくに気を付けていました。報告・連絡・相談(ほう・れん・そう)を徹底してくださり、スタッフと先生方との連携もうまく取ることができました。いつも丁寧に対応していただき、実行スタッフの味方になって、背中を強く押してくださる心強い存在でした。本当にありがとうございました。


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(高木久史先生からのメッセージ)
オリゼミ本番2日目の学生スタンツで、パフォーマーも、見ている側も、ものすごい盛り上がりを見せました。これはこのオリゼミが、1年生にとってもオリゼミスタッフにとっても、とても充実したものだったことを象徴していたように思います。とても素敵なオリゼミを実施していただいたことに、オリゼミスタッフに対し、日本文学科教職員を代表して、お礼を申し上げます。ありがとうございました。


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(インタビュアー)
「セブンスターズ」のみなさん。今日はざっくばらんに語っていただき、ありがとうございました。オリゼミスタッフとして学んだことをもとに、大学生活をいっそう充実させるととともに、来たる就職活動にこの経験を活かしてください。


(オリゼミスタッフ・セブンスターズ)
いっただっきま-す。


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なお、2020年度の日本文学科オリゼミは、5月10日(日)から12日(火)までの3日間、江田島青少年交流の家で開催される予定です。新入生のみなさんを、新しいオリゼミスタッフと教職員一同でお待ちしています。入学式後の学科別オリエンテーションで、オリゼミスタッフから説明があります。楽しみにしていてください。(2019年11月取材)

「日本語教育サークルJFL」の活動を通じ、「日本語と日本の文化」を見直しています。

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私たちは、大学最寄りの公民館で、外国人の方に日本語を教える活動をしています。日本文学科専門科目の「日本語文法論」「日本語音声学」の学びと日本語教員養成科目の「日本語教授法」「日本語教育教材教具論」に基づいた準備をして、授業に臨みます。

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学習者に喜んでいただけることの達成感はもちろん、私たちも外国文化とのふれあいを通して、日本人にとってあまりに「当たり前」すぎて、見落としがちな「日本語での表現と日本の文化」をあらためて理解し直すきっかけになっています。(2019年5月取材)

川岸ゼミ所属で共に教職を志望するお二人に、日本文学科の魅力を語っていただきました

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佐々木 楓さん(左)
田中 彩乃さん(右)


Q.お二人が日本文学科を志望した理由を教えてください

【佐々木】
私は将来、中学校の国語の先生になりたいと思っています。教員をしている両親の影響もあり、幼い頃から教職の道に憧れを抱いてきました。自分も先生になって国語教育に携わりたいと思い、中・高の教員免許のとれる安田女子大学を選びました。
教職の授業だけでなく、広島市の公立中学校で実際の授業や部活動の補助などをする学校等支援活動、広島市が主催する教師力養成講座へも積極的に参加し、日々頑張っています。



【田中】
私は中学のとき、正面から向き合ってくれる素晴らしい恩師と出会いました。そんな先生のようになりたいと思い教師の道を志しています。日本文学科で同じ夢を持つ佐々木さんや仲間と共に日々頑張っています。
国語科教育法の授業では、子どもたちの読む・話す・聞く力を引き出し国語の楽しさを伝えることを意識した指導方法について学んでいます。



Q.日本文学科の授業の様子を教えてください

【佐々木】
田中さんとはゼミも同じで、川岸克己先生の指導のもと積極的に活動に取り組んでいます。川岸ゼミでは教員として必要な伝える力やアウトプット能力を身につけるため、ポートフォリオを使ったプレゼンテーションやディスカッションのスキルを磨いています。
以前は人前に出て自分の考えを話すことが少し苦手でしたが、このゼミでの経験で少しずつ自分に自信がつくようになりました。



【田中】
佐々木さんと昨年ACLP(カナダ文化語学研修)に参加し、カナダに1ヵ月間語学留学をしました。ヴィクトリア大学での授業では、カナダの文化に触れ、たくさんの留学生とコミュニケーションをとることができました。休日にはホストファミリーや留学生と観光したり、アイスホッケー観戦に行ったりして充実した毎日を送ることができました。大学や引率の先生のサポートにより安心して生活を送ることができ、この経験は私にとってかけがえのない経験となりました。



Q.授業以外での大学生活や活動について教えてください

【佐々木】
私は学友会執行部に所属して、報道委員長として約180名の報道部署の委員をまとめています。執行部員として、一人暮らし支援や海外の姉妹校との交流など幅広く活動しています。このように安田での学びは教職の専門教育だけでなく、ゼミや短期留学、学友会を通して人間性も育む活動がたくさんあります。これから、教員採用試験に向けて越えていかなければいけない壁もあるかと思いますが、たくさんの経験を糧に田中さんと切磋琢磨しつつお互いに支え合い乗り越えていきます。



【田中】
ラーニングコモンズのキャンパスキャストとしてイベントの企画や施設の管理など、学校生活をよりよいものにできるように活動しています。ラーニングコモンズは学部・学科を超えた学生や多くの先生方と出会える場所です。イベントでは人前に出て発表する機会もあり、将来必要であるプレゼンテーション能力など多くの力がつけられ、キャンパスキャストを通して沢山の経験をすることができます。残りの学校生活も教員になるという同じ志をもつ佐々木さんや先生と共に実りあるものにしていきます。

(2017年取材)

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文学を通じて見えるもの、学ぶこと。
-芥川賞受賞作家 吉目木先生×学生 対談

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(左から)柳原夏波さん(舟入高校出身)、小平明穂さん(広島観音高校出身)、岩井梨佳子さん(島根県立益田高校出身)

  • 吉目木大学に入ってみて、中学高校時代の授業と変わった点は何でしょう?
  • 柳原大学では学生が主体的に勉強していく感じだな、と思います。高校までは先生の話を聞くだけだったのが、大学では課題とかあって、自分で調べてそれを元に授業が進んでいきます。
  • 小平大学に入るまでは受動的に受ける授業が多くて、覚える、知識詰め込み方だったのですが、大学では自分から発信することから授業が動いていきますね。
  • 岩井グループで発表し合って、意見を出し合い、互いに新しい事柄を発見するというのは大学に入るまでは、ほとんど経験できなかったことです。
  • 吉目木私は楽しくなければ文学ではない、と考えています。これは文系の中で、文学部の特徴だと思います。私は法学部の出身ですが、法学部や経済学部で、楽しくなければ学問ではない、という言い方はしません。ゼミではなるべく縛りをかけず、近現代小説、映画、翻訳小説も許容しています。大事なことは自分が面白いと思える、興味がある、ということ。調査研究でも面白いと思えば、勉学の工夫も楽しみに変わります。日本文学科は面白さ、楽しさの受容範囲を広げる場です。子供の頃を振り返ってみても、最初は親に絵本を読んでもらい、その後、童話や昔話、漫画、ミステリー、映画と、面白いと感じられる範囲が広がっていったでしょう? 文学部はその範囲の拡張を加速させます。
  • 柳原本が好きで日本文学を志望したのですが、作品を読むだけでなく、表現の仕方など様々な考察することで、面白さが広がっていくなぁ、と実感しています。
  • 小平日本文学科に入って、日本の小説だけでなく、言語学や中国文学、文化など興味の持てる範囲が広がりましたし、一つの作品の解釈を深めていくことで面白さが深まって来たと感じます。
  • 岩井近代の古典的作品なども読んでみるのですが、読んでも字面だけを追ってしまうことがあるので、自分が面白いと感じられる作品を見つけ出し、向き合うことが、まず大事だと思っています。
  • 吉目木面白さ、楽しさの受容範囲が広いのは、実社会に出てから重要な資質になります。かつての企業は「消費者のニーズに応えろ」としきりに言っていました。「必要=必需に応えろ」ということです。でも、日本のような世界の最先端の先進国は、それだけでは未来へ進めません。現代の企業はニーズだけではなく、さらにその先の「ウォンツに応えよう」と必死になっています。「望みに応える」「願いに応える」ことです。必需品だけを提供していけば発展できる社会ではなくなっています。「望み」や「願い」を見つけるには、面白さ、楽しさを発見する瑞々しいセンスが必須です。学生が本学での学びを通じて、そのセンスを身につけて欲しいと思います。それは、これからの社会に出て行くときに、最大の武器になるからです。

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吉目木 晴彦 教授

(2014年4月、安田女子大学文学部日本文学科に着任。近現代文学を専門とし、文学作品においては新人文学賞の受賞に続き、のちに映画化された「寂寥郊野」で芥川賞を受賞。)

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