

『言葉さがしの旅 まほろば文学選集第三輯』を刊行しました
2024.03.27
今年度の日本文学科ブランディング事業は、昨年に引き続き「まほろば文学選集 第三輯」として『言葉さがしの旅』を刊行しました。目次は以下の通りです。
巻頭言
第1章 魅せる広島の方言
第2章 心をとらえる街なかのキャッチコピー
第3章 安田女子大学におけるキャンパス言葉
第4章 武田山周辺の中世安芸武田氏関連史跡
第5章 実践力をつける中・高等学校教育実習
第6章 広島ゆかりの近現代文学2
ひろしま文学コラム
『まほろば文学選集』シリーズの第一輯は、学生たちから寄せられた小説・詩・短歌・俳句・漢詩を掲載した本にしました。
第二輯は、広島県を舞台とする作品、広島出身の文学者による様々な文学作品を採り上げ、各時代に目配りした『広島ゆかりの文学』として教員と学生が協働編集し、文献の調査や文学碑の実地探訪の成果を加え、作品解説やコラムも掲載して、親しみやすい本に仕上げました。
この第三輯は、言葉と文化をテーマとして『言葉さがしの旅』と題しました。広島の方言、広島の街にあふれるキャッチコピー、本学学生たちのキャンパス言葉、校歌に登場する武田山のフィールドワーク、本学学生の国語科教育実習の有り様など、「言葉」にこだわりました。
【編集長として今回も活躍した外村彰教授からのメッセージ】
今回の『言葉さがしの旅 まほろば文学選集 第三輯』の編集は、前年に広島ゆかりの文学作品を各時代別に編んでまとめた「第二輯」とは異なるものになりました。
県内の方言やキャッチコピー、また本学キャンパスで通じる用語について調査をした言語学系の章が3つ、それから近隣の史跡を調べた章、教育実習の報告を記した章を足した第1~5章を組みました。それらに加え「第二輯」からひき続いて近現代の広島ゆかりの文学を収めた計6章の構成としております。
今回も表紙カバーは、学生から公募した図案をもとにしました。日本文学科の学生らしく、本学図書館のお気に入りの席で調べ物をしている自画像をイメージしています。
本書は、本学図書館に所蔵されているほか、市内の図書館にも寄贈しました。また紀伊國屋書店広島店と本学の紀伊國屋ブックセンターで店頭販売をしています。
ぜひ、手に取ってご覧ください。
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