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日本語教員として巣立ちます
2023.04.04
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日本語教員の資格を取得して3月に日本文学科を卒業した4年生2名が、4月から日本語教員として教壇に立ちます。日本語教育実習や公民館での日本語教室の活動を通じて培った指導力を存分に活かし、教員として成長していくことを心から祈ります。
写真は卒業式の後、芝生広場で撮った日本語教育学卒論ゼミ指導教員の宮岸哲也教授とのスリーショットです。
本人たちからのメッセージを紹介します。
○平野萌央さん
日本語教師になるため、日本語教員養成課程の副専攻、日本語教育能力検定試験を取得したのち就職活動に取り組みました。
日本語学校を選ぶ際は、学生たちが多国籍であること、自分が楽しそうだと思える学校であることの2点に絞りました。フェイスブックや学校が掲載するHPを参考にして、1月初めに模擬授業と面接を受けてから採用が決まりました。一般的な就活時期と異なり、応募の出始めが遅いため、就活のスタート前は不安に思うこともありましたが、その分準備する時間も長くあり、周りと内定状況を比較することもなく、自分のペースで就活を進められたのが良かったと思っています。
○石川未来さん
入学当初は教職課程をメインとし、日本語教員養成課程は同時並行して履修しました。しかし勉強していくうちに、国語教育とは異なる面におもしろさを感じるようになりました。
最大の転機は3年生になった春の入院でした。当初、退院時期は半年後と言われたので、教職課程は修得できないかもしれないことがわかりました。そこで、入院中に何かできることはないかと考えた時、興味があった日本語教育能力検定試験の勉強をして合格を目指そうと思いました。テキストを購入し、病室でとにかく何度も読みました。とても難しく、過去問でかなり苦戦し、特に音声問題と作文が苦手でしたが、退院後に宮岸先生が親身に教えてくださったこともあり、その年の10月に合格することができました。
その後は、日本語教育実習やサークル活動を通して実践練習を重ねました。貴重な体験ができ、安田女子大学に入学して本当によかったと思いました。チューターの先生が日本語教育を専門とする宮岸先生で、恵まれた環境だったと実感しています。
3月までは週1回、就職先の日本語学校に非常勤講師として勤務しています。1クラス20人ほどで、初級クラスを2クラス担当しています。まだまだ学ぶことが多いですが、日々充実しています。4月からは晴れて常勤講師として働くので、忙しい毎日になると思いますが、人としても日本語教師としても大きく成長できるようにがんばりたいと思います。
(2023年3月取材)
■学科ニュース:日本語教育能力検定試験に合格しました