

作品紹介 JAL立体サインオブジェ「鯉城のある町、広島」
2025.03.21
3年生後期に開講される「デジタルファブリケーションⅢ」の授業では、日本航空株式会社(JAL)様との共同プロジェクト(プロジェクト型学習)として、広島空港に到着したお客様を歓迎するメッセージや、手荷物の取り間違えを防ぐための注意を促すメッセージを添えた立体サインオブジェを制作します。作品は広島空港JAL到着ロビーの荷物受け取りターンテーブルに設置され、約1年間(2026年2月ごろまで)、広島空港に到着したお客様をおもてなしします。
制 作 者:
中村菜々心(リーダー)、沖なつは、中石陽菜、長澤宏美、長谷川凜、牧紘奈子、鈴木亜美
タイトル:
鯉城のある町、広島
素材:
MDF板、アクリル板、ポスターカラー
作品紹介:
このオブジェを制作するにあたり、「広島に来たことを実感してもらいたい」という思いから、象徴である広島城をメインにデザインしました。広島城は「鯉城」とも呼ばれていることから、その由来を表現するために鯉のモチーフを取り入れました。また、実際に広島城を訪れ、屋根の反りや細部の装飾を観察し、できる限り忠実に再現できるよう工夫しました。
さらに、底面には広島城のお堀をイメージし、水が張られている様子を表現するためにアクリル板とMDF板を重ねました。これにより、見る角度によって水の透明感や奥行きが感じられるようになり、よりリアルな印象を与えられるようにしました。
制作を進める中で、組み立てた際のサイズ感やバランスを考えることに苦労しました。そこで、チーム内で完成形のイメージをすり合わせることを大切にし、意見を出し合いながら調整を重ねました。その結果、細部までこだわった広島らしいオブジェを作り上げることができたと感じています。空港に設置されることで、訪れた人々に広島の魅力を伝えられたら嬉しいです。
正面
右側面
左側面
背面
広島空港JAL到着ロビーの荷物受け取りターンテーブルに設置された様子
(記事作成:造形デザイン学科3年 中村菜々心)
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