

在学生 細美実里さん、山城蓮さんが「富山デザインフェア2025パッケージデザインコンペティション」で受賞!!
2025.11.28
造形デザイン学科3年生の細美実里さん、山城蓮さんが「富山デザインフェア2025パッケージデザインコンペティション」で受賞しました。細美実里さんは特別賞(チャレンジ賞)を受賞し、山城蓮さんは企業賞(富山テレビ放送株式会社賞)を受賞しました。応募総数は144点でした。

細美実里さん「富山の防災米をつつむ」特別賞(チャレンジ賞)
細美実里さんのコメント(広島県立安古市高等学校卒)
富山防災米は、富山の美味しいお米をそのまま缶に詰めた、非常時に頼れる保存食です。水を注ぎ、缶ごと火にかけるだけで、ふっくらとした炊きたてご飯が出来上がります。長期保存が可能で、いざという時にあなたと大切な人を支える備えになります。今回の受賞を励みに、これからもデザインを追求し、より良い作品を生み出せるように精進してまいります。

山城蓮さん「富山の風神をつつむ」企業賞(富山テレビ放送株式会社賞)
山城蓮さんのコメント(広島県立祇園北高等学校卒)
富山の伝統「おわら風の盆」と「置き薬」から着想し、風神を鎮める物語を"風神をつつむ"という形で表現しました。内装を二段階で展開させ、開くたびに物語が広がる構造にしています。今回の入賞を励みに、資料や現地調査を重ね、根拠に基づく表現で説得力のあるデザインを追求していきたいです。

賞状を手にする細美実里さん(左)と山城蓮さん(右)
■ものづくりセンターからのコメント
「富山デザインフェア2025パッケージデザインコンペティション」は、今年で29回目となる歴史のあるコンペティションです。本コンペティションの特徴は、実際にパッケージのモデルを制作し、実物で審査を受ける点にあります。ものづくりセンターではプロジェクトとして作品制作に取り組み、19名が19作品を応募しました。
細美実里さんの作品名は「富山の防災米をつつむ」です。富山のお米の美味しさと防災食の安心感を、ぬくもりのあるデザインで伝えた素晴らしい作品です。
山城蓮さんの作品名は「富山の風神をつつむ」です。おわら風の盆と薬文化を重ね合わせて、十一粒の「のど飴」を白い紙風船で象徴的に表現した素晴らしい作品です。
プロジェクトでは、試行錯誤を繰り返して試作モデルを完成させた後に、本番となる提出作品を制作します。試作の段階では戸惑っていた学生も、提出作品制作の段階では試作に比べて品質が高いものが短時間で作れるようになりました。惜しくも受賞を逃した方も大きな成長が感じられるプロジェクトになりました。
(指導教員:滝口隆久教授)
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■ものづくりセンターについて
ものづくりセンターは作品の制作活動を後押しする施設です。制作活動に必要な企画と技術の両面を、専任の担当者がマンツーマンでサポートします。学生は初めてでも安心な環境で制作活動に取り組み、自分の想いをカタチにした作品を次々と誕生させています。