「オリエンテーションセミナー」は通称「オリゼミ」と呼ばれており、安田女子大学において非常に重要な行事の一つです。オリゼミは新入生を対象とした2泊3日の学外合宿であり、滞在中は各学科で特色ある企画や活動が展開されます。造形デザイン学科でも、入学してきたばかりの1年生たちが多くのことを学ぶことができるように、「オリメン」と呼ばれる先輩方が様々なプログラムの準備を進めてくれているのですが、例年、出発前にも様々な企画を実施してくれています。

　

オリゼミ出発前のプログラム第三回目として実施されたのは、「校内探検」という企画。大学のどこかの場所を写した写真と学内地図を手がかりに、1年生たちが校内を歩いて回り、その場所を探し出すというプログラム。入学したばかりの1年生たちにとって、大学はまだまだ知らない場所だらけです。分団の学生同士でよく話し合い、チームワークで協力しながら、指定の場所を見つけていきました。

　

　

　

　

　

　

　

場所を見つけると、その場に待機していたオリメンの先輩に、ポーズと人数を指定された写真を撮影するように促されます。1年生が指示されたとおりの写真を撮ると、"ひらがな"の文字を受け取ることができ、校内の数か所を回りながら文字を集めていきました。
すべての場所を巡り終えた後、オリメンから受け取った文字を並べ替えてみると、造形デザイン学科の先生方のお名前になりました。教室に戻って、用意されたうちわに一枚ずつ"ひらがな"を貼り付け、最後にペンやシールで回りを綺麗に飾ったら、先生方のデコレーションうちわの完成です。完成後、改めて1年生全員で校庭に出て、みんなで記念撮影会を行いました。

　

　

　

ヒントとなる写真から、大学校内のとっておきの場所を歩いて見つけ出し、同時に作品制作のためのパーツを集めていくという、学内オリエンテーリングと創作活動を組み合わせたような、造形デザイン学科らしい面白い企画でした。
1年生たちも校内を楽しく歩き回り、大学の新しい発見ができたのではないでしょうか。