

作品紹介 井阪琴美さん、安部知寛さん、岡崎真歩さん、下手梨花子さん「micro:bitでサバイバルゲーム」
2024.08.20
造形デザイン学科では、人気のプログラミング言語python(パイソン)を学ぶことができ、卒業生の約3割がシステムエンジニア(SE)やプログラマーとして、社会で活躍しています。プログラミングⅣの授業では、表示装置、スピーカー、無線通信装置、そして各種センサが内蔵された「手のひらサイズのコンピュータ(micro:bit、マイクロビット)」にプログラミングし、作品を作ります。
造形デザイン学科3年生の井阪琴美さん、安部知寛さん、岡崎真歩さん、下手梨花子さんがプログラミングⅣの授業で制作された作品「micro:bitでサバイバルゲーム」をご紹介します。
マイクロビットを組み込んだ銃(マイクロビット銃)を制作し、それを使用したサバイバルゲームを行いました。マイクロビット銃はBB弾の代わりに、無線メッセージを相手に発信します。以下、ルールとなります。
① マイクロビット銃を持ったプレイヤーは、無線メッセージをBB弾に見立て、双方で無線メッセージを発信しながら戦います。ただし無線メッセージは近距離(通信強度1)の相手にしか送れません。
② 相手のマイクロビット銃が、こちらから発信した無線メッセージを受け取ると「弾がヒットした」と判定されます。マイクロビット銃はヒットさせた側とさせられた側で異なる音が鳴り、ヒットさせた側は1ポイント点数入ります。
③ ポイントが入っていることを確認したら各自のスタート地点に戻り、各々が10秒カウントしたのち、リスタートします。
④ プレイ途中に相手プレイヤーとの距離を確認したいときは、腕に取り付けた探査機(マイクロビット)を使用します。半径約3メートル以内に相手プレイヤーがいると探査機にチェックマーク(✓)が表示され、近敵の存在を知ることができます。
⑤ 2人1組のチーム戦で2試合行い、合計点の高かったチームの勝利となります。
制作者(井阪琴美さん、安部知寛さん、岡崎真歩さん、下手梨花子さん)からのコメント
サバイバルゲームをテーマにするにあたり、マイクロビットとプログラミングのみで銃や当たり判定を再現する必要がありました。実際に動かすとなると、どのような機能やルールが必要なのか等、考えながら制作を進めました。制作の終盤は実際にやってみて、試合時間・リロード時間・ルールなどの細かい部分を調整して完成させました。
今回はサバイバルゲームのリアルさを追及するため段ボール(廃材)で銃も制作しました。
銃のマガジン部分に見立てたパーツ内にバッテリー(乾電池ボックス)を収納しました。マイクロビットはグリップ部分に輪ゴムで取り付け、センサの送受信が対等になるように銃の持ち方を意識してプレイしました。探査機は手首に巻きました。
動画制作では、ゲームっぽさを出すためにゲーム開始前のVS画面やリザルト画面にこだわったことです。また、2人の視点を見比べる形式にし、マップもつけて見る人に状況が伝わりやすくなるようにしています。動画を見ている人も緊張感を味わうことができる作品に仕上げられました。
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