

作品紹介 JAL立体サインオブジェ「鳥居としかとレモン」
2024.05.24
3年生後期に開講される「デジタルファブリケーションⅢ」の授業では、日本航空株式会社(JAL)様との共同プロジェクト(プロジェクト型学習)として、広島空港に到着したお客様を歓迎するメッセージや、手荷物の取り間違えを防ぐための注意を促すメッセージを添えた立体サインオブジェを制作します。作品は広島空港JAL到着ロビーの荷物受け取りターンテーブルに設置され、約1年間(2025年2月ごろまで)、広島空港に到着したお客様をおもてなしします。
制 作 者:
山崎紀乃(リーダー)、野髙舞、山﨑日菜、持田茉桜、横瀬真実
タイトル:
鳥居としかとレモン
素 材:
アクリル板
作品紹介:
テーマが 「広島」だったので、私は地元廿日市市の観光地である宮島を作品にしたいと思い、しかと鳥居とレモンが水面に浮かんでいるような風景を作品にしました。私は宮島へ向かうフェリーの上で潮風を感じながら眺める宮島がとても好きなので、海に浮かぶ島と赤い鳥居を表現したいと思い制作しました。
工夫した点は、背景の山を2枚に分けたことと、鳥居の柱を組んだことです。それぞれに奥行きを作ることで立体感を出しました。また、全てアクリル板で制作し、アクリル板ならではの透明感で宮島の美しい景色を表現しました。
制作過程で苦労したのは 「Welcome to Hiroshima」の文字です。文字によっては小さすぎたり細い部分があったりすると上手く制作できず何度かやり直しました。接着する際にも、接着剤によって白く色がついてしまうことがありとても慎重に作業しました。
チームで協力して制作していき、最終的に柔らかい雰囲気に仕上げ、宮島の美しさを表現できる作品を制作することが出来たのではないかと思います。はるばる広島に来てくださった旅行客の方々に、少しでも広島の魅力が伝われば嬉しいです。
正面
右側面
左側面
広島空港JAL到着ロビーの荷物受け取りターンテーブルに設置された様子
(記事作成:造形デザイン学科3年(現4年) 山崎紀乃)
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