

作品紹介 JAL立体サインオブジェ「薔薇と城のまち」
2024.05.14
3年生後期に開講される「デジタルファブリケーションⅢ」の授業では、日本航空株式会社(JAL)様との共同プロジェクト(プロジェクト型学習)として、広島空港に到着したお客様を歓迎するメッセージや、手荷物の取り間違えを防ぐための注意を促すメッセージを添えた立体サインオブジェを制作します。作品は広島空港JAL到着ロビーの荷物受け取りターンテーブルに設置され、約1年間(2025年2月ごろまで)、広島空港に到着したお客様をおもてなしします。
制 作 者:
有吉美咲(リーダー)、濵井紀香、福岡芽依、宮尾菜生、藤岡沙季、立花佳穂
タイトル:
薔薇と城のまち
素材:
アクリル板、MDF板、折り紙、厚紙
作品紹介:
広島空港を訪れた人に、少しでも福山市のことも知って欲しいという思いで制作しました。私が育った福山市では、春を過ぎると色とりどりの薔薇が咲いて町全体が彩られます。五月に開催されるバラ祭りは福山市民にとって一大イベントの一つです。福山城は福山駅から間近に見える珍しい城です。展望台からは海が見え、花見やピクニックでも賑わう憩いの場です。この二つのシンボルを使うことで、福山市の魅力が伝わるオブジェにしました。
薔薇は折り紙で、福山城は厚紙で制作することで統一感をもたせています。薔薇も福山城もとても難易度が高くチームメンバーで苦戦しましたが、試行錯誤を重ね、協力しあったことで完成度の高い作品になったと思っています。チームで工夫した点は、薔薇の配色の明るさと、配置する台を坂にすることでボリューム感を出したことです。また、福山城は平面ではなく立体的なペーパークラフトにしたことで、実際の城と同じくどの方向から見ても楽しめるようになっています。こうした機会に福山市の良さを改めて考えることが出来た上に、チームで協力して制作するという経験が出来てとても楽しかったです。
正面
右側面
左側面
広島空港JAL到着ロビーの荷物受け取りターンテーブルに設置された様子
(記事作成:造形デザイン学科3年(現4年) 有吉美咲)
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