• 学科ニュース

在学生 杉本彩代さんと小川知友梨さんが「第16回シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」でファイナリストに選出!

2024.01.19

  • 学生活動
  • ものづくり活動

造形デザイン学科3年生の杉本彩代さんと2年生の小川知友梨さんが「第16回シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」で一次審査を通過し、ファイナリストに選出されました。応募総数1287点のうち最終審査に進んだ作品は74点(5.7%)でした。

 

zokei20240119_01.jpg

杉本彩代さん 「知る死」

 

杉本彩代さんのコメント(金光学園高等学校卒)

気持ちを作品にしたいと思い挑戦しました。知る死は故人へ思いを届けることが出来るデジタルツールです。喪中はがきについたQRコードを読み取ると画面上で線香や花を手向けることができ、実物も喪主へ届く仕組みです。喪中はがきは知らせる役割しかなく勿体ないと感じました。一方的な死の知らせではなく、差出人と受取人の相互の気持ちのしるしとして意味を成す。そんな手段になれるものとして『知る死』を考えました。


 

zokei20240119_02.jpg

小川知友梨さん 「匿名ハンコ」 

 

小川知友梨さんのコメント(広島私立山陽高等学校卒)

SNSアイコンをモチーフに、匿名性のある印をコンセプトとして制作しました。ハンコというと私たち学生はどこか馴染みづらいイメージもありますが、現代人にとって親しみあるSNSというカテゴリと融合することで若い人にも親しみを感じてほしいと思い、今回の作品に至りました。この制作活動を糧に、引き続き新しいアイデア制作に取り組んでいきたいと思います。


 

ものづくりセンターからのコメント

一般社団法人未来ものづくり振興会が主催しシヤチハタ株式会社が特別協賛している「シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」は、今回で16回目となる歴史のあるコンペティションです。本コンペティションの特徴は「しるし」をキーワードに、商品化を前提として今までにないプロダクトデザインを提案するという点です。過去の受賞者にはグラフィックデザイナーやプロダクトデザイナーも多く、世界で活躍されているデザイナーの方々にアイデアを審査していただける貴重なコンペティションです。ものづくりセンターではプロジェクトとして作品制作に取り組み、17名が16作品を応募しました。
杉本彩代さんの作品名は「知る死」です。喪中はがきという思いもよらない悲しみのしるしを、一方的な死の知らせではなく受取人の気持ちも昇華できるしるしとした素晴らしい作品です。
小川知友梨さんの作品名は「匿名ハンコ」です。個人の識別機能を持つハンコでありながら、印影にSNSのアイコンを使うことでゆるやかな匿名性を持たせることで、自分や仲間などの特定のコミュニティ内だけで識別機能を持たせたしるしとした素晴らしい作品です。

プロジェクトではテーマである「思いもよらないしるし」について自分の解釈を言語化してスケッチを描きました。スケッチを元にレーザー加工や3Dモデリングなどで試作を進めました。作品に込めたい意図やその表現方法について試行錯誤を繰り返して作品を完成させました。最終審査に向けてのモデル制作を通して、成長が感じられるプロジェクトになりました。


 

■関連リンク

第16回シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション

在学生 杉本彩代さんが「令和4年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテスト」で賞状を授与されました

【中國新聞デジタル】ネックレスの付け外し、磁力で手軽に 安田女子大の杉本彩代さんが考案

在学生 杉本彩代さんが「SHINEI MOKKOUGEI IDEA AWARDS 2023」で最優秀賞を受賞!

作品紹介  杉本 彩代さん「輪廻」

杉本 彩代さんが「中国新聞のキャンパスレポータ」として活躍


 

■ものづくりセンターについて

ものづくりセンターは作品の制作活動を後押しする施設です。制作活動に必要な企画と技術の両面を、専任の担当者がマンツーマンでサポートします。学生は初めてでも安心な環境で制作活動に取り組み、自分の想いをカタチにした作品を次々と誕生させています。