（オリエンテーションの様子）

11月11日に渡米予定のアメリカ派遣6ヵ月留学（STAYS 【STudy Abroad for Yasuda Students】）の第6回目のオリエンテーションを10月21日（木）に実施しました。出発まであと約3週間となり、様々な手続きや現地の生活に関する準備を大学・学科が一丸となって学生と一緒に進めています。

（現地医療機関の利用の仕方などの説明を熱心に聞く学生）

留学をする際には、事前に英語をしっかりと勉強して英語力を上げておくことが必要ですが、そのほかにもいろいろ学習・準備しておくべきことがあります。海外旅行傷害保険の現地での利用の仕方に始まり、現地通貨やカードの使い方、渡航時の荷物の制約、そして何より留学期間を通して安全第一に生活するにはどのようにしたら良いのかという「安全教育」です。

（渡航時の荷物の制約についてのスライド）

今回は、海外での犯罪に巻き込まれないためにはどうすればよいのかについて、外務省が作成したビデオを教材として利用しました。また、日々の生活において不快な出来事に巻き込まれないようにする方法について、パワーポイントを用いた実践的な講義がありました。

（安全教育の様子）

そして最後に、今回のSTAYSでコロナ対応の目的ために特別に帯同する引率者の教職員の紹介がありました。学生たちも心強く感じたと思います。でも基本的に現地での日々の問題については、学生が自ら動いて現地の担当者の方に相談に行ったりして解決します。これはこれまでのSTAYSと同じように行っていきます。

（引率教職員の紹介）

11月11日の出発まであと少しとなってきました。学生たちの目は日に日に輝いて真剣になってきています。オリエンテーションも毎回熱心に受講しています。以上報告したように、大学と学科がSTAYS開始に向けて学生の事前指導とサポートにあたっています。その中で学生は自分たちのすべきことに集中して留学の準備を効率的に行っています。

最後にオリエンテーション後の学生のコメントをいくつか紹介します。

コロナウイルスの影響で延期となっていた留学を約一年ぶりに迎えることができるのは、大学の先生、保護者、現地の方々などSTAYSに関わって下さった皆様のおかげだということをしっかりと心に置いて、自分自身はもちろんその方たちのためにも何事にも全力で取り組み、「充実したSTAYSだった！行ってよかった！」と最後に笑顔で言えるようにしたいです。（W.H.さん：カリフォルニア大学デイヴィス校）

しっかりと英語のスキルを上げるために、日々の勉強を怠らずに取り組んでいきたいと思います。また、勉強面だけではなく自分が何をするべきかをきちんと考えて行動し、自立した人間になれるようしていきたいです。コロナ禍という大変な状況下でSTAYSに行けることを当たり前と思わず無駄にしないように、たくさんのことを体験すると同時に吸収していきたいと思います。（M.F.さん：カリフォルニア大学デイヴィス校）

コロナ禍で留学に行ける状況が当たり前ではないことを体感し、英語の勉強の取り組み方と、留学への考え方が変わりました。自分はなんのために行くのか、行けなかった期間に考え直すことができました。私は現地で異文化を体験し、自分の英語能力を把握しながらこれからの勉強の仕方を考え、使える英語を身につけていく過程を経験することがこの留学の目的だと思っています。延期になり、考える時間が増えたおかげで、コロナ禍でない世の中で自分が普通に5カ月留学に行った場合と比較すると、今回の状況の中で留学する方が確実に成長ができると期待しています。現地では、積極的にネイティブの方とコミュニケーションをとることを意識して、後悔のないように生活していきます。（E.Y.さん：ピッツバーグ大学）

私はピッツバーグ大学へ語学留学に行きます。期間が半年から3か月と短くなり、加えてコロナ禍の中での留学ということもあり、現地でできることは限られてくるとは思いますが、たくさんの方とコミュニケーションをとったり活動したり、自分にとってより良い時間となるよう自発的に行動していきます。将来、生徒に楽しく分かりやすく指導できる英語教員になるため、STAYSを通して、学力的にも人間的にも成長するために、自分自身の全力を尽くします。（N.K.さん：ピッツバーグ大学）

学生はコロナ禍を経験したからこそ、留学に対する想いがより強くなったことが上記のコメントから伝わってきます。次回のオリエンテーションの報告をお楽しみに！

（過去のHP掲載写真から。11月11日以降は、いよいよ今回のSTAYS写真を紹介できることになります。）