2023年11月29日から12月5日まで本学で開催された「造形デザイン学科　第5回卒業研究・制作発表展示会」で展示された作品を紹介いたします。

　

　

制 作 者：

佐伯 ほのか さん（広島県立五日市高等学校卒）

　

タイトル：

みっけ！たちかえりカルタ

　

素　　材：

札（読み札サイズ:62×85mm、絵札サイズ:85×85mm）、箱（147.4×85×40,LID30 mm）、座布団（570×510mm)

　

作品紹介：

皆さんは不便益という言葉を知っていますか？普段面倒な事や手間だと思う事を敢えてやる事ってありますよね。私は過去に足を車に轢かれて骨折し松葉杖をつく状態になった事があります。しかし生活が制限されたからこそ本を読む時間が増えたと感じました。そこである疑問が浮かびました。不便な事って排除すべき事なのか、便利が豊かな社会と言えるのかという事です。多くの過去の経験談からもしかしたら自分にとって利益や魅力を見出せるのは必ずしも便利なことだけではないのではないかと考えました。どうやら人間は面倒なこと苦労をかけた方が、「体験」そのものが味わい深くなり印象に残りやすくちょっぴり心が幸せになるようです。そこで現代のデジタル社会だからこその提案と仕掛け作りをしたいと思い、ふとした日常にも隠れている不便から生まれる良さを「実際に体験してもらう事」を目的にしています。拘りたっぷりな実例のアンケートを元に再発見ツールを制作しました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

■関連リンク

・第5回卒業研究・制作発表展示会

・佐伯ほのかさんらが「第12回フォトコンテスト」で入賞

・佐伯ほのかさんらが「2023年（卯年）年賀状デザインコンペ」で入選！！

・佐伯ほのかさんらが「選挙に行こうムービーコンテスト」佳作