

作品紹介 乃美 優菜さん「魔法のランプ」
2023.08.04
♪こんなことできる、こんなことだって、お茶の子サイサイだーい♪
ディズニー映画「アラジン」で魔人が歌っていた曲の一節です。
7月15日、16日に本学でオープンキャンパスが開催されました。造形デザイン学科の学生プレゼンでは、ランプの魔人が会場を盛り上げてくれました。
「魔法のランプ」を軽くなでると、プレゼンの画面に魔人があらわれ、スライドの写真の編集を手伝ってくれたり、スライドにコメントを表示してくれたり・・・3つの願いを叶えてくれました。
≪魔法のランプを使用している様子≫
この「魔法のランプ」を創ったのは、造形デザイン学科4年生の乃美 優菜(のみ ゆうな)さんです。乃美さんは、冒頭の魔人の歌のように「造形デザイン学科では、(ものづくりに関して)いろんなことができる」ことを、高校生に楽しく・分かりやすく伝えたいとの思いから、魔法のランプを創ろうと思ったそうです。
魔法のランプは、Blender(3Dモデリングソフト)での3Dデータを作成し、そのデータを3Dプリンターで出力したのち、それに幾重にも塗装を重ねて仕上げました。髪の毛の太さほどのタッチセンサを自作し、マイクロコンピュータにプログラミングして完成です。魔法のランプに貼られたタッチセンサに軽く手を触れると、無線でプレゼン用のパソコンを操作して、スライドの内容を変えてくれる仕組みを作りました。
乃美 優菜 さんのコメント(長崎県立長崎東高等学校卒)
昨年の学科プレゼンでは、 "魔法のスティック"を制作しました。ただ話をするだけでは造形デザイン学科の魅力は伝わらないのではないかと思い、授業で習ったことを活かしたプレゼンにしました。この学科に、より興味を持ってもらいたい、来てくださった方々の印象に残るようなものにしたいと考えました。
≪学科プレゼンをしている乃美優菜さん≫
今年の4月に行われたキャンパスフェアの際に、昨年の学科プレゼンを覚えてくれている高校生が複数いることを知り、今年のオープンキャンパスでの学科プレゼンは昨年と違うものにしたいと思いました。そして、今回のプレゼンのテーマとして「造形デザイン学科で何を学ぶ?」を掲げ、過去に制作した作品を振り返りました。すると、作品の種類が音などの目には見えないものから立体物まで多岐にわたることに気が付きました。
そして改めて"アイデア次第でどんな作品でも作りだすことができる"ことがこの学科の魅力であると感じました。
アラジンで魔人が歌うフレーズが学科の魅力に近いと思い、今年は魔法のランプをコンセプトとしたプレゼンを行いたいと考えました。
ランプをこするタイミングやスライドを華やかにするなど、プレゼンを聞いてくださっている人が楽しいと思ってもらえるような工夫をしました。
また、今回はランプに加え、blenderで制作したランプの3Dデータを画像データで書き出し、イラストに埋め込むことで、魔法のランプのイメージイラストを制作しました。
≪魔法のランプのイメージイラスト≫
プレゼンが終わった後、実際に高校生から面白かったと言ってもらえたので嬉しかったです。
ぜひ造形デザイン学科に魅力を感じ、入学した際にはいろんな作品を作ってほしいなと思います。
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