• 学科ニュース

在学生 杉本彩代さんが特許を出願!

2023.03.09

  • 学生活動
  • ものづくり活動

造形デザイン学科2年生の杉本彩代さんは2月16日、「令和4年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテスト」で受賞した作品「磁力フック」の特許を出願しました。3月13日にKANDA SQUARE SQUARE HALL(東京都千代田区)で行われる令和4年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテストの表彰式で作品のプレゼンテーションを行います。

zokei20230309_01.png

杉本彩代さん「磁力フック」特許出願資料

 
杉本 彩代さんのコメント(岡山県 金光学園高等学校 卒)
特許出願は全く未知の世界でした。出願書類作りでは、立体的な構造を言葉で表す難しさに直面し、思わず逃げ出したくなりました。単なる作文ではなく、実用的な文章を書き上げる貴重な経験でした。多くの努力によってアイデアの権利が守られていると実感し、何事もその背景にある人々の苦労を考えるようになりました。私が特許出願できたのは弁理士の先生をはじめ多くの方のお力添えのおかげです。今回の経験は私の財産です。

ものづくりセンターからのコメント
文部科学省、特許庁、日本弁理士会、(独)工業所有権情報・研修館(INPIT)が主催する「令和4年度パテントコンテスト」は、今年で第21回目となる歴史のあるコンペティションです。本コンペティションの特徴は自ら考えだした発明について応募するだけでなく、特許権の取得までの手続きを実体験できることです。「独立行政法人工業所有権情報・研修館 理事長賞」を受賞した杉本彩代さんは、17ページの特許願を制作して特許を出願しました。
杉本彩代さんの作品名は「磁力フック」です。弁理士の先生にアドバイスをいただきながら出願書類の作成を行いました。発明のポイントを明らかにした後に、特許を請求する範囲を考え、具体的な特許請求の内容を記述する明細書を作成しました。明細書で使用する図面はSolidWorks(機械設計用3DCAD)やIllustrator(デザインソフト)を用いて制作しました。特許請求の視点を考え出願書類を作成することで、権利保護の大切さを学ぶことができました。
令和4年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテストの表彰式・プレゼンテーションは2023年3月13日(月)13:00より、INPITの公式Youtubeチャンネル「INPIT Channel」でライブ配信されます。

■INPIT Channel


■在学生 杉本 彩代さんが 「令和4年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテスト」に入賞!


■「令和4年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテスト」令和4年度パテントコンテスト選考結果


■ものづくりセンターについて
ものづくりセンターは作品の制作活動を後押しする施設です。制作活動に必要な企画と技術の両面を、専任の担当者がマンツーマンでサポートします。学生は初めてでも安心な環境で制作活動に取り組み、自分の想いをカタチにした作品を次々と誕生させています。