

作品紹介 石田 枝里さん「呉という漢字で呉市」
2022.10.27
石田 枝里さん/広島空港オブジェデザイン「呉という漢字で呉市」
広島空港の手荷物受け取り所に置く、広島をPRするオブジェクトです。呉という漢字で呉市を表現しました。正面から覗いた時に、「呉」という漢字に見えます。半年~1年の間展示され何度も場所を移動するので、強度も考え、何度も変更を加えてチームのみんなと試行錯誤しながら制作しました。ものづくりセンターで様々な機械・素材を使い、「自分の想像したものを形にする」ということができた作品になったと思います。
【 授業担当教員からのコメント(西村則久准教授、専門はソフトウェア開発等) 】
手荷物受け取り所で作品はお客さまの目よりも低い位置を動きますので、正面は少し上からよく見えるように傾斜を付けたデザインとし、側面や背面には模様や文字を入れるという工夫は素晴らしく、完成度の高い作品となりました。この作品の制作は、「デジタルファブリケーションⅢ」の授業で行われました。
【 ものづくりセンターからのコメント 】
石田枝里さんは「第6回みたかFabコンテスト」や「14th SHACHIHATA New Product Design Competition」など数々のコンテストに挑戦されているクリエイターです。本作品「呉という漢字で呉市」の制作は、呉市の風景をアクリル板に印刷して構成することにより「呉」という漢字を表現しています。特に、作品の要となるアクリル板のレイヤー構造は、位置と透過の関係を試行錯誤しながら作りこまれていました。この作品は石田枝里さんの呉への愛がものづくりを通して伝わってくる素晴らしい作品です。この作品の制作は、ものづくりセンター協力のもと行われました。
■ ものづくりセンターについて
ものづくりセンターは作品の制作活動を後押しする施設です。制作活動に必要な企画と技術の両面を専任の担当者がマンツーマンでサポートします。学生は初めてでも安心な環境で制作活動に取り組み、自分の想いをカタチにした作品を次々と誕生させています。