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在学生 5名が「第10回あなたが考えるブランドラベルコンテスト」で選考を通過し、うち3名が優秀賞と入選を受賞!

2023.05.31

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造形デザイン学科 2年生 村中ももかさん、3年生 板谷梨央さん、榎飛鳥さん、橋本日和さん、和泉果歩さんの5名が「第10回あなたが考えるブランドラベルコンテスト」で選考を通過しました。作品は2023年4月5日~7日、東京ビッグサイトで行われた第3回 サステナブルファッションEXPOの東京吉岡株式会社ブースで展示され、来場者投票により2年生 村中ももかさんが優秀賞、3年生 板谷梨央さん、榎飛鳥さんが入選を受賞しました。応募総数は332点でした。

 

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村中ももかさん「Mou ton」優秀賞

 

村中ももかさんさんのコメント(広島県立廿日市西高等学校卒)

私が提案したブランドラベルは、羊の柔らかい毛を使用したニット専門ブランドをイメージして作りました。この作品を制作するにあたって意識したことは、このラベルを見た人がぱっと見て羊が使われていると理解できること、触感で羊の柔らかい毛を実感できるようにしたことの二つです。今回、優秀賞という大きな賞を頂いたことに驚きと喜びを感じています。今後もより良い作品を制作できるよう、デザインを追求していきたいです。

 

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板谷梨央さん「然 NEN」入選

 

板谷梨央さんのコメント(岡山県立岡山南高等学校卒)

「使える下げ札」という新しいカタチで、購入後、食卓で箸と共に使用できる「箸置き」を制作しました。"自然の命を感じられる食卓が好きな人に向けた箸の専門店"をコンセプトに、箸の素材である「木」や自然の「葉」を箸置きで表現し、「然 NEN」というブランド名にしました。今回の貴重な経験を励みに、今後も様々な制作にチャレンジしたいと考えています。

 

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榎飛鳥さん「Palms Donut.」入選

 

榎飛鳥さんのコメント(比治山女子高等学校卒)

アフリカとフェアトレードで繋がることができるドーナツ屋のブランドタグを考えました。タグを見て一番にアフロヘア―の女性が目に付きますが、タグを開くとアフロではなくドーナツに変化して見えます。この変化が私は面白いなと感じたので、終始楽しみながら制作していました。なので今回入賞することができ、嬉しく思います。これからも楽しみながら制作していきたいと思います。

 

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橋本日和さん「enn.」選考通過

 

橋本日和さんのコメント(広島県立広島商業高等学校卒)

このブランドタグは絵馬をモチーフに和風でシンプルな見た目になるようにデザインしました。裏面には絵馬のように願い事を書くことができるようになっていて「この服を着てこんなふうになりたい」など各々自由に願いを書いてもらい、その願いを書いたタグを服と一緒にハンガーにかけることで服との縁が結ばれるというコンセプトになっています。今回の成功体験を糧にこれからの作品づくりも頑張っていきたいと思います。

 

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和泉果歩さん「/(Slash)」選考通過

 

和泉果歩さんのコメント(広島県立広島皆実高等学校卒)

「/(Slash)」はリバーシブルのブランドで、日常生活のON/OFFの切り替えをテーマとしています。オリジナルの商品タグということでブランドのコンセプトから始まり、それをタグとしてデザインに落とし込む作業は想像以上に難しく、自分の考えた意図を的確に相手に伝える方法を吟味できたと思います。今後も経験を活かし、さまざまな機器を使いながら作品を制作していきたいです。


 

ものづくりセンターからのコメント

東京吉岡株式会社が主催する「あなたが考えるブランドラベルコンテスト」は今年で第10回を迎えます。主催者は、織ネームやタグなどのアパレルパーツや販売促進ツールで、ブランドイメージの構築をプロデュースされています。本コンテストの特徴は、ブランドラベル(下げ札)といえば紙で作られることが多いにもかかわらず、素材や形状に制限がないため自由に発想して表現できることです。今回も「自分がブランドを持つとしたらどのようなラベルを付けるか」をテーマとして、想いが込められたブランドラベルのデザインを募集されました。ものづくりセンターでは、初めてプロジェクトとして取り組み、6名が6作品を応募しました。
村中ももかさんの作品名は「Mou ton」です。羊の毛糸を使ったニット専門のブランドを、毛糸の柔らかい手触りと、ニットらしさが一目でわかる編み込みで表現した素晴らしい作品です。
板谷梨央さんの作品名は「然 NEN」です。食卓を自然で彩りたい人向けのお箸のブランドを、箸置きとして使える陶器で木や葉を表現した素晴らしい作品です。
榎飛鳥さんの作品名は「Palms Donut.」です。フェアトレードでアフリカと繋がれるドーナツ店のブランドを、下げ札を開くとアフリカ系の髪型であるアフロがドーナツへ変化することで表現した素晴らしい作品です。
橋本日和さんの作品名は「enn.」です。服と出会った縁を感じて欲しい、という想いがこめられた和風の洋服ブランドを、絵馬をモチーフに表現した素晴らしい作品です。
和泉果歩さんの作品名は「/(Slash)」です。リバーシブル専門のブランドを、ハンガーに掛かった1枚の服で、フォーマルと華やかさの両極端を表現した素晴らしい作品です。
プロジェクトでは、自分がブランドを持つとしたらどのようなブランドを持ちたいか言語化し、ブランドのイメージを膨らませてラベルのスケッチを描きました。作品に込めたい意図やその表現方法について試行錯誤を繰り返して作品を完成させました。惜しくも受賞を逃した方も大きな成長が感じられるプロジェクトになりました。


 

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ものづくりセンターは作品の制作活動を後押しする施設です。制作活動に必要な企画と技術の両面を、専任の担当者がマンツーマンでサポートします。学生は初めてでも安心な環境で制作活動に取り組み、自分の想いをカタチにした作品を次々と誕生させています。