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在学生 小宮山凜さんと榎飛鳥さんが「CLASSICS the Small Luxury Design Award 2023」でグランプリと審査員特別賞を受賞!

2023.04.14

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造形デザイン学科3年生の小宮山凜さんと榎飛鳥さんが「CLASSICS the Small Luxury Design Award 2023」でグランプリと審査員特別賞を受賞しました。応募総数は20ヶ国から247点ありました。グランプリを獲得した小宮山凜さんの作品は主催者により商品化され2023年秋に、直営店(六本木ヒルズ本店ほか)で販売される予定です。

 

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小宮山凜さん「Drip」グランプリ

 

小宮山凜さんのコメント(広島県立広島観音高等学校卒)
涙というテーマにおいて自分の中にある涙の滴るイメージをそのままシンプルにデザインにしました。背景のピンクは頬の色、ラインの色は涙の複雑で多様な感情を表現しています。初めての受賞でとてもうれしかったです。この経験を糧に、自分だけの作品をこれからもたくさんつくっていきたいと思います。

 

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榎飛鳥さん「青と線と涙と」審査員特別賞

 

榎飛鳥さんのコメント(比治山女子高等学校卒)
テーマである涙という漢字の一画一画を、丸で描き抽象的なデザインにしました。また、色味をあまり使わずシンプルかつ上品な印象になるよう意識しています。涙は人・時・場所によって違い、様々な思いが存在するため、その時々の思いで、色の無いスペースが染められていくといいなと思い制作しました。日本語をモチーフとした、特有の美しさ・力強さ・柔軟さを持ち合わせたデザインが今回評価され嬉しく思います。

 

ものづくりセンターからのコメント
CLASSICS the Small Luxury(ブルーミング中西株式会社)が主催する「CLASSICS the Small Luxury Design Award 2023」は今年で第3回を迎えます。CLASSICS the Small Luxuryは「手のひらに密やかな贅沢を」コンセプトに、現代の感性を組み合わせてオリジナルデザインを生み出している、ハンカチーフのスペシャリティストアです。本コンテストの特徴は様々な国から応募があるため、地域や文化の影響でテーマの解釈に幅がうまれ、デザインの広がりが感じられることです。今回は「いろんな涙とともにあるこの世界」をテーマとして、想いが込められたハンカチーフのデザインを募集されました。ものづくりセンターでは、昨年度に引き続きプロジェクトとして取り組み、8名が14作品を応募しました。
小宮山凜さんの作品名は「Drip」です。ポジティブとネガティブが混在する「涙」を、ピンクの頬をつたってしたたるグラデーションで表現した素晴らしい作品です。
榎飛鳥さんの作品名は「青と線と涙と」です。「涙」という漢字を丸い線で抽象的に表現したタイポグラフィです。すべての丸い線を塗りつぶさず持ち主の想像で塗りつぶす余地を残すことで、見る人の意識に自由が生まれる素晴らしい作品です。
プロジェクトでは、テーマである「いろんな涙とともにあるこの世界」について自分の解釈を言語化してスケッチを描きました。作品に込めたい意図やその表現方法について試行錯誤を繰り返して作品を完成させました。惜しくも受賞を逃した方も大きな成長が感じられるプロジェクトになりました。
CLASSICS the Small Luxuryのハンカチーフとして商品化される小宮山凜さんの作品は2023年秋に、CLASSICS the Small Luxury直営店(六本木ヒルズ本店、日本橋人形町店、丸の内店、福岡大濠公園店、アミュプラザ鹿児島店)で販売される予定です。

 

■CLASSICS the Small Luxury Design Award 2023 受賞作品を発表

 

■在学生5名が「ぺんぎんレストランペーパークラフトBOOK表紙デザインコンペティション」で入賞!(榎 飛鳥さん)

 

■ものづくりセンターについて
ものづくりセンターは作品の制作活動を後押しする施設です。制作活動に必要な企画と技術の両面を、専任の担当者がマンツーマンでサポートします。学生は初めてでも安心な環境で制作活動に取り組み、自分の想いをカタチにした作品を次々と誕生させています。