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在学生 銭谷りんさんと茶之原侑以さんが「富山デザインフェア2022パッケージデザインコンペティション」で入選!!

2022.10.07

  • 学生活動

造形デザイン学科3年生の銭谷りんさんと2年生の茶之原侑以さんが「富山デザインフェア2022パッケージデザインコンペティション」で入選しました。応募総数は168点でした。

銭谷りんさんのコメント(広島県立五日市高等学校卒)
このコンペのテーマは「富山の〇〇をつつむ」であり、私は「深層水塩」を包むものに決めました。富山県には、日本三大深湾のひとつである富山湾があり、その深さは 1000m以上にも及びます。 そのため様々な深海魚を捕ることが出来、特産品として有名です。 このことから、その魚達の母である富山湾の神秘、深みを感じてもらう、というコンセプトで制作をしました。 そうして、水深ごとに生息する深海魚たちの、旨みの源となっている海洋深層水 を100%濃縮した「塩」を包むことで新たな富山湾の魅力を発見していただけるような作品を目指しました。今後も、商品や作品の魅力をよりたくさんの人に伝えられるようなデザインを追求していきたいと考えています。

茶之原侑以さんのコメント(安田女子高等学校卒)
私は富山峡谷鉄道の歴史あるトロッコ電車が走る姿が美しいと感じ、その峡谷の全てを包みたいと言う思いから今回のパッケージをデザインしました。箱の展開図から中に入れる商品まで、パッケージに関わるほぼ全てを一から作り出すのはとても大変でした。富山峡谷鉄道の魅力をどこまで詰め込めるか期限ぎりぎりまで何度も試作を繰り返しながら、最終的には自分の納得のいく形で提出し、コンテストでも評価され賞を頂きとても嬉しいです。自分が作りたいものが少しずつ形になり、完成した時の達成感はとても大きなものでした。二年生になり出来ることが段々と増えている中、これからも経験や知識を活かして積極的にものづくりに取り組もうと思います。

ものづくりセンターからのコメント
「富山デザインフェア2022 パッケージデザインコンペティション」は、今年で26回目となる歴史のあるコンペティションです。本コンペティションの特徴は、実物のパッケージを制作して応募することです。ものづくりセンターでは、昨年に続きプロジェクトとして応募作品の制作に取り組みました。
銭谷さんの作品のテーマは「富山の深層水塩をつつむ」です。深層水塩と海の深さの関係を生き物とグラデーションでうまく演出しています。エビ・イカ・カニの切り抜きはレーザー加工機を使用して精細に表現しています。かわいい生き物をモチーフにしたことで、深層水塩を身近に感じることができる素晴らしいパッケージです。
茶之原さんの作品のテーマは「富山の峡谷をつつむ」です。背景を外箱に描き、赤い鉄橋と線路を走る電車を内箱に描くことで、富山の雄大な景色を小さなパッケージの中にうまく表現しています。赤い鉄橋は透明なポリスチレン素材の0.5mmの板にUVプリンタで印刷して橋らしさを演出しています。子どもたちが楽しみながら富山の風景を楽しめる素晴らしいパッケージです。
プロジェクトでは、試行錯誤を繰り返して試作モデルを完成させた後に、本番となる提出作品を制作します。試作の段階では戸惑っていた学生も、提出作品制作の段階では試作に比べてクオリティが高いものが短時間で作れるようになりました。惜しくも受賞を逃した方も大きな成長が感じられるプロジェクトになりました。

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銭谷りんさん「富山の深層水塩をつつむ」 北日本新聞社賞

 

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茶之原侑以さん「富山の峡谷をつつむ」株式会社斉藤製作所賞

 

富山デザインフェア2022「パッケージデザインコンペティション」webページ
https://www.city.toyama.toyama.jp/shokorodobu/yakugyobussanka/toyama-designfair-packagedesign-competition_2_2.html
 
銭谷 りん さん:作品紹介「二人羽織」
https://www.yasuda-u.ac.jp/course/zoukei/news/page/post_255.html
 
茶之原 侑以 さん:「第3回シマフクロウステッカーデザインコンテスト2021」優秀作品
https://www.yasuda-u.ac.jp/course/zoukei/news/page/post_225.html