

2025年度 安田幼稚園安東園舎 年長児たちの皿作り体験
2025.06.17
安田幼稚園安東園舎では毎年、年長の子どもたちを対象とした陶芸の「皿作り体験」が実施されており、2022年度以降、本学造形デザイン学科の佐々木誉斗講師が実習指導を担当させていただいております。2025年度は5月14日(水)に開催されました。
この日、子どもたちが取り組んだのは「成形」と呼ばれる工程で、粘土をお皿の形にしていく作業です。作り方の実演を見つめる子どもたちの眼差しは、真剣そのもので、とても熱心に説明を聞いてくれています。説明が終わった後、子どもたちは早速、自分たちに配られた陶芸用粘土のかたまりから自由にお皿の形を作っていきました。
非常にシンプルな成形技法なのですが、だからこそ、毎回子どもたちの豊かな造形感覚が存分に発揮されます。今回も大変個性に富んだ、素晴らしいお皿の形が出来上がりました。子どもたちが成形したお皿は、大学でしばらく時間をかけて乾燥させた後、「素焼」と呼ばれる工程に進みます。そして次回は子どもたちが本学を訪問し、素焼の状態となった自分たちのお皿に「絵付け」を施す工程も体験していただく予定となっています。
子どもたちも今から絵付けが出来る日を心待ちにしてくれているようで、成形作業の合間に「お皿、こんな色にしたい!」と笑顔でお話してくれました。「世界にたった一つのお皿」を作るというこの経験が、子どもたちの感性や創造性を育む一助となれば幸いです。
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