安田幼稚園安東園舎では、年長の子どもたちを対象とする陶芸の「皿作り体験」が毎年実施されています。2022年度、2023年度に引き続き、2024年度も本学造形デザイン学科の佐々木誉斗講師が実習指導を担当いたしました。

　

5月15日に実施されたのは「成形」と呼ばれる工程です。まずは丸い粘土のかたまりを手で叩いて伸ばしていきます。そこからさらに指で縁を立ち上げていくと、個性豊かで様々な形のお皿ができあがりました。「世界にたった一つのお皿」を制作するこの活動では、毎回子どもたちの生き生きとした素晴らしい感性が光ります。作業中は全員が熱心に取り組み、粘土の感触なども大いに楽しみながら作品制作ができていた様子でした。

　

「皿作り体験」はこれで終わりではなく、成形した作品はその日のうちにすべて大学まで運ばれます。そしてしばらくの乾燥期間を経て、大学の電気窯を使って素焼きされます。翌月には子どもたちが大学を訪れ、素焼きされた自分たちのお皿に好きな色を使って、絵や模様を描いていく「絵付け」の工程も体験します。陶芸を通じて、子どもたちが創作の面白さを大いに学んでもらえたらと思います。

　

　

　

　

　

　

　

■関連リンク

・安田幼稚園安東園舎　しあわせブログ「世界に１つだけのお皿作り♡」2024.05.15

・2023年度 安田幼稚園安東園舎 年長児たちの皿作り体験