ビジネス心理学科には、人々の生活が営まれる「地域」に関する授業として、「地域社会学」や「地域文化論」があります。野邊政雄教授は、その内容の特徴を次のように紹介しています。

「私は「地域文化論」、「地域社会学」の授業を担当します。これらの授業のために、昨年からいろいろなところに行って、取材をおこなってきました。広島市役所で町内会の現状、広島県安芸太田町役場や岡山県高梁市（たかはしし）松原町や宇治町で過疎化、高齢化、住民の助け合いなどの話を伺ってきました。松原町や宇治町では、住民の半数以上が65歳以上の高齢者です。取材で撮影した写真や取材のときに聞いた話などにもとづいて、地域社会の現状や問題、住民の暮らしを講義する予定です。私は自動車の運転に自信がないので、そうしたところへはバスや徒歩で行きます。ですから、とてもたいへんでした。写真は高梁市松原町のある集落の写真です。急な斜面の少し平らな場所に家が建っています。」