9月24日(金)より10月8日(金)まで、本学におきまして「夏の創作展」を開催しています（コロナ禍のため、学外からのご来場は遠慮いただいております）。

書道学科では、毎年度末に広島県立美術館で実施する卒業制作展に対し、「創作作品」を発表する場として、2015年より夏期の創作展を開催しています。1～3年生が、中国や日本の古典作品にもとづきながらも、ひとりひとり独自の表現性を加えた、個性あふれる創作作品の制作を目指しています。

作品制作にあたり、１年生は、「書聖」として現在でも尊敬されている中国・東晋時代の王羲之の書風にもとづいた行・草書を共通の課題としました。2・3年生は、各自の研究課題である古典の表現を基調としつつ、それらの特徴を生かした創作をテーマとしました。

また、今回の創作展に向けて、去る7月3・4日に会場となった9号館アトリウムで、練習会（通い合宿）を実施しました。3学年縦割りグループの中で、練習や批評を繰り返しながら、みなでより完成度の高い作品を目指して制作に励みました。