

学科ブランディング事業「瀬戸内クルーズ2026」を実施しました
2026.06.11

国際観光ビジネス学科では、学科ブランディング事業として「瀬戸内海の探訪クルーズ」を行っています。このクルーズでは、クルーズ船をチャーターし、瀬戸内の海と島々をクルーズ船で訪れ、その地形と航海ルート、歴史と文化、様々な観光資源について、見学・体感しながら学びます。
6月6日、国際観光ビジネス学科2年生62名と引率教員が、宇品港からチャーターした高速艇で出航し、下蒲刈島、大久野島、大三島を訪問しました。

学生たちは当日までに事前学習を行い、訪問する島について下調べをするグループワークを行ってきました。瀬戸内の航路に浮かぶ島々のガイドを行う船内ガイド班、島に上陸して行う現地ガイド班、その他にも事前に配布するしおりの作成班や、当日の動画撮影班などの担当も決め、準備を行った上で当日を迎えました。

最初に訪れた下蒲刈島の三之瀬地区では、江戸時代に朝鮮通信使が立ち寄ったことで知られる港町を散策しました。その後、昔の日本建築の技術が凝縮された建物と美しい日本庭園を有する「松濤園」を施設見学しました。ガイドを担当する学生たちは、ガイド内容にクイズを取り入れるなどして、誰にでも分かりやすく楽しみながら散策できるよう心がけてガイドを行っていました。

次に、竹原市の瀬戸内に浮かぶ小さな無人島で"うさぎ島"とも呼ばれる大久野島に立ち寄りました。現在では多数のうさぎが生息する島として、国内外の観光客に人気のある観光スポットですが、昭和初期には旧日本陸軍の毒ガス製造拠点として選定され、戦争の影を秘めた"地図から消された島"として悲しい歴史のある場所です。学生たちはこの島の"影"と"光"を体感しました。

最後に、古くから「神の島」と呼ばれる愛媛県の大三島へ移動し、参道を散策しながら歴史ある「大山祇神社」に訪問しました。サイクリングの聖地としても有名なしまなみ海道のほぼ真ん中に位置する大三島は、愛媛県内で最大、瀬戸内海では4番目に大きな島です。

大山祇神社は"戦いの神、海と山の神"を祭っており、古くから歴史上の有名な武将らの信仰がありました。戦勝祈願や謝礼として、多くの武将から武具が奉納されており、それらを展示した宝物館が境内にあります。全国で国宝を始め重要文化財に指定されている武具や甲冑類のうち8割が収蔵されています。
大山祇神社の境内中央には樹齢約2600年の大楠が神木として鎮座しており、奥の院へ続く参道に位置する生樹の御門は樹齢約3000年とも言われ、巨木からパワーを得られるスポットとしても人気です。

「瀬戸内の観光」に焦点を当て、瀬戸内の地形と航海ルート、瀬戸内の島々の歴史と文化、様々な観光資源について学習した今回の実地研修は、知見を広げる良い機会となったようです。次回は、学生たちがこのブランディング事業を通して学んだ内容をグループごとに纏め、プレゼンする報告会を行います。
