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4人の挑戦がカタチになるまで -セブン-イレブン共同開発ストーリー Vol.2

2026.06.29

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■なぜ「カワイイ」にこだわったのか

セブン‐イレブンとの共同開発によって誕生した4つの商品。
今回は、「なぜ、この商品を作ろうと思ったのか」、その原点となる課題発見のプロセスをご紹介します。

 

■「健康は大切」でも行動できない若者たち

プロジェクトのテーマは「若者、特に女性の低栄養」の解決でした。
4人はまず、同世代の食生活の実態を把握するため、学内でアンケート調査や情報収集を行いました。

 

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その中で見えてきたのは、「健康を意識していない若者」ではなく、「健康を意識しているのに行動できない若者」の姿でした。

 

「若者は健康や食生活を全く意識していないわけではなく、『気にはしているけれど、時間や手間、優先順位の低さから行動に移せていない』ことが見えてきました。」(福田さん)

 

「朝は食べる時間がない」
「昼は学食が行列なので、3限に間に合わせるために手軽なカップラーメンで済ませる」
そんな声も多く聞かれました。

 

「健康の大切さを理解していても、忙しい日常の中では行動につながらない。私たちは、そこに大きな課題があると考えました。」(徳住さん)

 

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■「健康を伝える」だけでは届かない

では、どうすれば若者に健康的な食事を選んでもらえるのか。
健康を前面に出すべきか。
栄養価をアピールすべきか―。
過去の事例や他県の取組も徹底的にリサーチ。しかし、当事者である学生だからこそ気づいたことがありました。
それは、「健康だから選ぶ」のではなく、「好きだから選ぶ」という視点です。

 

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■たどり着いた答えは「カワイイ×健康」

藤井さんは次のように語ります。
「私たちは、若者が思わず手に取りたくなる『パッケージの可愛さ』という情緒的価値を最優先に設計しました。単に正しい食生活を啓発するのではなく、若者のトレンドや『好き』という感情をフックにすることで、無意識のうちに健康課題の解決につながるのではないかと考えたからです。それは、私たちが食物栄養に関する学びを深めてきた学生ではなく、地域課題や社会課題の解決について学ぶ公共経営学科の学生だったからこそ生まれた発想でした。」

 

カワイイから思わず手に取る。
結果として健康的な食選択につながる―そんな新しいアプローチでした。

 

行政や企業では生まれにくい、同世代だからこその発想です。
「何を伝えるか」だけでなく、「どうすれば行動につながるか」という視点で考えたことが、このプロジェクトの大きな特徴でした。

 

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■仲間とともに磨き上げたアイデア

もちろん、最初から答えが見えていたわけではありません。
メンバーそれぞれの考えや理想があり、意見がまとまらないこともありました。

 

「最も苦労したのは、メンバーそれぞれの意見をまとめながら商品として形にしていくことです。全員が納得できるよう、授業以外の時間に何度も話し合いを重ねました。」(津森さん)

 

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コンセプトが固まり始めた学生たちは、そのアイデアを実現してくれるパートナー企業を探し始めました。当初は、若者に人気のキャラクターやブランドとの連携も検討しました。
しかし、実際に商品化を目指す中で、ライセンスやブランドイメージ、予算など多くの壁に直面します。

 

「よいアイデア」だけでは社会は動かない。

 

実現可能性や企業側の視点を踏まえて提案することの重要性を学んだ瞬間でした。

 

それでも4人は諦めませんでした。
「カワイイ×健康」というコンセプトだけは手放さず、実現への道を探し続けたのです。
―そんな4人の前に現れたのが、のちに商品化へとつながる運命的な出会いでした。

 

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次回Vol.3では、企業との協働がどのように始まり、学生たちのアイデアが商品へと変わっていったのか、その舞台裏をお届けします。