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2026仕事理解セミナー「やりがいを自らつくる公務員へ」

2026.05.29

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公共経営学科では、現職の公務員や公的機関等で活躍する方々を講師としてお招きし、それぞれの仕事の魅力、やりがいについて語っていただく「仕事理解セミナー」を毎年5月に開催しています。
今年度は5月21日、広島市中区役所市民部地域起こし推進課の佐々木菜穂氏を講師としてお迎えし、「やりがいを自らつくる公務員へ~一歩踏み出すことで広がる公務の可能性」をテーマにお話しいただきました。

 

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佐々木さんは、広島市教育委員会の学校事務職員として公務員人生をスタート。その後、内部管理業務や商業振興、地域づくり支援など、幅広い分野で経験を重ねてこられました。表からは見えにくい仕事であっても、「多くの人の働く環境を支えている」という責任感とやりがいがあったことが語られました。

 

広島広域都市圏の特産品PRや販路拡大支援、「ザ・広島ブランド」の魅力発信、デザインを活用した地域振興では、多様な主体と協働しながら地域の価値を高める仕事にも挑戦。
公共経営学科との関わりについても紹介され、地元企業の魅力を学生目線で発信するPBL活動や「ザ・広島ブランド」関連事業などで学生たちと関わってきたエピソードも語られました。
行政職員として地域を支えるだけでなく、「若者の挑戦を後押しする存在」でありたいという思いが、学生たちにも強く伝わってきました。

 

現在は、中区役所地域起こし推進課で、地域運営組織(LMO)の伴走支援や若者向けイベントの企画・運営を担当。特に、若者が広島に愛着を持つきっかけづくりとして昨年度初めて企画された「20祭 in シャレオ」の取組については、「若者自身がワクワクできる場を行政がどうつくるか」という視点から、動画とともに紹介されました。

 

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講師の方から、「公務員として求められる能力」として、以下の6つのことが話されました。

①ニーズを探る=課題がなにか決める
②調整、対話、コミュニケーション能力
③感情的にならない
④誰にでもわかる内容に落とし込む
⑤体力
⑥なんでも楽しめる思考

 

市役所職員は数年単位での異動がある中で、既存事業を滞りなくおこなっていくことが求められますが、そうした中にあっても新しい仕事に挑戦すること、自分から声を上げてみること。そうした行動の積み重ねによって、公務員という仕事の可能性は大きく広がっていきます――。佐々木さんの実体験に基づく言葉の数々に、学生たちは熱心に耳を傾けていました。

 

【学生コメント】

・業務紹介の中で、広島グッドデザイン賞の認定基準の見直しが最も印象に残りました。「暮らしを守りながら、より生活を豊かにするように仕事をする」とおっしゃっていて、これまでの市役所イメージが変わりました。(1年生)

・「20祭inシャレオ」のイベントに興味が湧きました。佐々木さんが明るく笑顔が素敵で、とてもポジティブな方だったので、私もそうなりたいと強く感じました。時には鈍感になること、知らないふりをするという素敵な考え方を教えてもらえたので、これから実践してみたいです。(2年生)

・求められる能力で、「誰にでもわかる内容に落とし込む」という内容が印象的でした。私自身、専門的な内容をしっかり理解できていないのに、「単語」として使っていることがあり、相手に伝わらず、自分も困ってしまうという経験をしたことがあります。まずは言葉の意味を真に理解し、責任をもって説明できるようにしたいです。(3年生)

・ただ前向きに考えるというだけではなく、どんなにマイナスに感じる経験であっても、その出来事を今後の学びや成長につなげていく考え方に強く共感しました。実際、失敗した時は落ち込んでしまうことも多いですが、振り返ってみると自分自身を成長させるきっかけになっていることが多いです。そのため、どんな困難な状況でも「この経験から何を学べるか」を常に考えながら行動していくことが社会人として働く上でも非常に重要だと感じました。そうした視点をもつことで、自分自身だけでなく周囲にもよい影響を与えられると思います。(4年生)

 

仕事=大変なこと、やらなければならないことといったイメージを持ちがちですが、「仕事に救われることもある」というメッセージは、学生たちの就職への意識を変えてくれた瞬間でもありました。今回のセミナーを通して、「仕事を楽しむ視点」をもてるように、自分の興味のある分野は何か、どんなことをしたいのかをしっかりと考え、職業選択に繋げていってくれることを願っています。