児童教育学科の2年生は、2021年9月1日から9月15日までの11日間、安田小学校にて「教育実習Ⅰ」に臨みました。緊急事態宣言下での実習実施となった本年度は、実習前14日間および実習期間中の健康観察に加えて、「ワクチン2回目接種後2週間の経過」または「直前PCR検査での陰性」を参加要件とし、実習中も、「児童との会話・接触の禁止」「昼食・休憩時の別室待機」など、児童や教職員の方々との直接的な接触を減らす形で実施されました。
ただ、そのような状況にあっても「子どもたちと共に過ごし、共に学ぶ」という教師の仕事のやりがいが実感できるよう、安田小学校教職員の皆様のご尽力により、児童との手紙や日記のやりとり、ビデオレターの交換など、様々な「会話・接触を伴わない交流の場面」が設けられました。例年とは異なる実習内容でしたが、教職を目指す学生たちにとって、「どんな状況にあっても、子どものために何ができるかを常に模索し、形にしていくことの大切さ」を学び、小学校教育の現場を知る貴重な体験となったのではないでしょうか。【五十嵐亮】