

海外研修報告会を実施しました
2026.05.13
教育学部には学部独自の海外研修制度として「海外教育語学研修」(SEEC) と呼ばれるプログラムがあります。毎年、4月下旬に前年度参加学生による海外研修報告会を実施しており、今年度も児童教育学科1~4年生を対象に学生の体験談を聴く機会を設けました。
また今年度はこれに加えて、文部科学省の海外派遣事業である「トビタテ!留学JAPAN」のダイバーシティ枠で採択され、昨年度9ヵ月にわたってヨーロッパ大陸とイギリスに滞在した4年生の体験談も聴くこととなりました。
SEECでは春休み期間中、約1ヵ月間カナダのブリティッシュコロンビア州の州都であるヴィクトリアに位置するヴィクトリア大学 (University of Victoria: 通称 UVic)で英語とカナダの教育・保育事情について体験的に学びます。滞在中には現地の公立小学校や保育施設を訪問したり、カナダの文化施設見学やダウンタウンツアー、そして希望者は海を渡った先にある大都市ヴァンクーバーでの滞在ツアーなど充実した活動に参加します。
訪問した小学校は少人数教育を通じて児童一人一人を大切にしており、教室には「あなたは一人ではない」「あなたには"価値"がある」「あなたならできる」等の掲示があったとのことで、学校が児童の自尊感情を大切にしていることが分かります。また同時に定められたルールはしっかり守らせることも徹底していたそうで、児童は自立した存在として学校という社会の中で役割を果たすことを期待されていることが伝わってきました。
報告の中では「行ってみないと分からないことがある」との発言もあり、自ら決断して海外で学ぼうとしたことの意義を述べている学生もいました。心地好い日本での生活をあえて離れて異文化・異言語圏で暮らすことはこれまでの自分を問い直す良いきっかけになったはずです。

SEECでのホームステイの様子を皆食い入るように聴いていました。
次にトビタテ!留学JAPANの報告では、はじめに発表学生の音頭に合わせて全員で「どんぐりころころ」を合唱しました。場が一気に和んだところで、留学を思い立ったきっかけから話が始まりました。海外に出ようと思ったきっかけはたまたま「占いで海外に向いていると言われたから」とのこと。この学生のすごいのは自分の直感から実際に留学のための行動を起こしたことです。トビタテ!留学JAPANの選考に残るためには莫大な量の文書の作成、そして高いモチベーションと理念を掲げ続けることが大切なのですが、この学生は持ち前の積極性で数多くの障害を乗り越えて留学にこぎ着けることができました。話の内容はヨーロッパで体験したカルチャーショックや今回の留学テーマであった平和教育など実に多様でした。この学生の話を聴いて、彼女の志を継いでくれる学生がきっと現れることでしょう。将来への夢がふくらむ報告でした。
まだ見ぬ土地へと憧れをいだき、新しい環境で生き抜こうとすることは自分の生命力を高める貴重な体験となります。児童教育学科では今年度も海外で自分を磨く学生が出てくることでしょう。児童教育学科の学生は一人一人がダイヤモンドの原石です。児童教育学科での学びを通じて光輝く教育者になってくれるのを楽しみにしています。(平本哲嗣)

トビタテ!留学JAPANの発表では日本と海外での食に対するとらえ方の違いにみんなビックリしていました。