毎年この時期、主に母校で４週間の実習を経験させていただいています。今年もたくさんの学生がお世話になりました。学科教員が実習先に伺って、ご指導いただいている先生方から実習の様子についてお話を伺ったり、実習生の授業を参観させてもらったりして、その後、学生と少し話をするのが恒例です。"先生"として一人で何度も教壇に立つのは初めての経験ですので、「予想していなかった子どもの反応があったが、あの対応でよかったですか」、「指導案に沿って進めようとしたが途中から難しかったです」等々、今年も様々な気づきが聞かれました。大学の授業で学んだ学習指導方法論や学習指導案の意義などについて、改めて考える絶好の機会になっているようです。

こういった経験のみならず、授業参観（実習校によっては全学年の）、学校行事や校内研修、給食指導への参加など、多様な経験をさせてもらっています。大学内での学びと教育現場での実際が往還する時間を過ごしながら生まれた疑問や課題は、"先生"として成長するための貴重な礎になります。

実習校の先生方をはじめ、本学科の実習を支えてくださった全てのみなさまのおかげで、今年も充実した実習が行うことができました。深く感謝申し上げます。ありがとうございました。（土井徹）