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授業紹介「社会福祉学」~支援する心を育てる~

2026.07.02

  • 学科紹介

「社会福祉学」は、2年前期に開講される保育士養成課程の必修科目です。
保育士は、児童福祉法第18条の4に定義されている国家資格です。専門的な知識と技術をもって子どもの保育や、保護者への支援を行う専門職です。
この授業では、児童福祉だけではなく、生活保護、障害者福祉、高齢者福祉、地域福祉、相談援助の技術など、社会福祉全般について幅広く学びます。

 

座学だけでない「体験」を通した学び
この授業では、講義に加えて、高齢者や障害のある方への理解を深めるための疑似体験を実施しています。実際に身体の変化や生活上の不便さを体験することで、支援を必要とする方の立場や、介助する側の視点について理解を深めます。

 

高齢者疑似体験

高齢者疑似体験では、約8kgの装具を身に着け、関節の動きを制限するサポーターや手袋、視界を白内障に近い状態にするゴーグル、聞こえにくさを体験する耳栓などを装着します。その状態で、教室内を歩いたり、文字を書いたり、財布から小銭を取り出したりすることで、筋力の低下や関節の動かしにくさ、視野狭窄、白内障による見え方、聴力の低下など、高齢者が日常生活で感じている困難を体験します。また、歩行時には、学生同士で介助も行い、支援する側の役割や視点についても学びます。

 

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障害者疑似体験

障害者の疑似体験では、車いす体験と白杖体験を行います。車いす体験では、介助者が車いすを押しながら、キャンパス内を移動し、段差や傾斜などの危険個所や不便な箇所を確認します。同時に、バリアフリーの設備やユニバーサルデザインについても学びます。白杖体験では、アイマスクを装着し、視覚情報がない状態で白杖を使用しながら、介助者とともに歩行します。視覚障害のある方の不安や、適切な声掛け・誘導の大切さを体感することができます。

 

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体験した学生からは、次のような感想が寄せられています。
「体験を通して、加齢による身体機能の変化が日常生活に大きく影響することを理解した。高齢者が安全に安心して生活するためには、周囲の配慮や支援が大切だと感じた。保育者としても一人一人の状況に応じた関わりや声掛けを大切にしたいと感じた。」
「体験を通して、障害者への支援を考えるためには、まずは障害を持つ当事者の立場に立ち、気持ちに寄り添うことが大切だと理解した。保育者として、相手の立場や気持ちを理解し、だれもが安心して過ごせる環境を作ることが大切だと感じた。」

 

このように、「社会福祉学」では知識を学ぶだけでなく、実際に体験することで相手の立場に立って考える力を養います。保育現場で求められる「思いやり」と「支援する力」を育むことを大切にしている授業です。

【文責 澤田光】