

授業紹介「造形表現の基礎」
2026.05.22
「上手さ」よりも大切なものがある。子どもと一緒に心を動かす保育者へ。
幼児教育学科の学びのスタートラインとなる1年生の前期科目、「造形表現の基礎」を紹介します。
子どもたちは、言葉を自在に操れるようになる前から、クレヨンを握り、粘土に触れ、自分の世界を表現しようとします。造形活動は、子どもにとっての「言葉」そのもの。だからこそ、「上手に描かせること」ではなく、子どもが何を感じ、何を伝えようとしているのかを受け止める心を育む必要があります。
今回のテーマ:色と色が重なる「コラージュ」の世界
今回の授業では、世界中で愛されるエリック・カールの絵本『はらぺこあおむし』をヒントに、コラージュ(貼り絵)に挑戦しました。
ただの紙を貼るだけではありません。今回のポイントは「トレーシングペーパー」。
自分たちで色を塗った透ける紙を重ねることで、新しい色が生まれたり、光が通るような繊細な表情が生まれたり......。
「絵を描くのは少し苦手......」という学生も、ちぎったり、重ねたりするうちに、いつの間にか夢中に。「子どもの頃のワクワクした気持ちを思い出した!」という声もあがっていました。
「みんなちがって、みんないい」を体感する
制作はグループで行います。
下書きを丁寧にしてから切り取る人・・・
直感で紙をちぎり、その偶然の形を活かす人・・・
同じ素材や技法からスタートしても、完成する作品は驚くほどバラエティ豊か。金子みすゞさんの詩にあるように、まさに「みんなちがって、みんないい」世界が教室いっぱいに広がります。自分とは違う感性に触れ、お互いの表現を認め合う。この経験こそが、将来子どもたちの個性を尊重できる保育者への第一歩になります。
「美術が得意じゃないけれど大丈夫かな?」と不安に思っている方も、心配いりません。造形表現の授業では、「表現することを楽しむ心」を何よりも大切にしています。
【文責:柿原岳史】

(グループで制作活動を行います)

(絵の具で色紙を作ります)

(カラフルな色紙ができました)

(どのような作品ができるか楽しみです)

(素敵な作品が完成しました)