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宮岸哲也教授がスリランカの仏教パーリ大学で講義をしてきました

2023.12.21

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仏教パーリ大学は、スリランカの国立大学で、上座部仏教(小乗仏教)の僧侶の学生さんが多く学んでいます。この大学では、安田女子大学大学院文学研究科(日本語日本文学)博士後期課程で学んだスリランカ人のガヤトゥリ先生が、専任講師として日本語を教えています。

 

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大学院で指導された宮岸哲也教授が、日本語教育調査のため、スリランカのサバラガムワ大学と仏教パーリ大学を訪ねました。

 

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仏教バーリ大学では、副学長、言語学部の学部長・学科長と面談した後、大学生たちに「日本語とシンハラ語の比較」という題目でシンハラ語と英語による講義をしてきました。

 

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主食の「お米」に関する語が両言語にも豊富にあり文化的な共通点があること、両言語とも「いる」と「ある」のように存在動詞を無生物と有生物で区別すること、進行表現では、日本語が「缶が転がっている」「猫が転がっている」のように無生物と有生物で区別しないのに、シンハラ語では「缶が転がってある」「猫が転がっている」のように区別すること等、多くの共通点と相違点があることを具体的に説明しました。

 

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大学生たちから「なぜ日本語の進行表現では、無生物と有生物を区別しないのか」という質問も出てきて、日本語の文法にも関心を持ってもらうことができました。今回の講義内容が、初級レベルの日本語を学び始めたばかりの大学生たちにとって、日本語学習の動機づけと良い方向づけになれば幸いです。

 

※宮岸哲也教授については、以下のページもあわせてご覧下さい。

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宮岸哲也教授

 

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