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SLAP:it Project 展覧会 vol.2「 一日は、朝陽と共に始まり、夕陽と共に終わる 」:福田惠講師が個展を開催します

2023.04.18

  • 学科コラム

造形デザイン学科の福田惠講師が、福山市のiti SETOUCHIにあるSLAP(Setouchi L-Art Project)にて個展を開催し、新作を発表いたします。ドイツやアメリカなど国内外を問わず展開してきた大型インスタレーション作品を、広島市近郊で体験できる大変貴重な機会となります。

また、会期中はトークや作品上映会など、様々なイベントも開催されます。お近くにお寄りの際はぜひこの機会にご高覧下さい。

 

■展覧会概要

会期
2023年4月29日(土)〜8月6日(日)

 

時間
10:00〜21:00

 

定休日
なし

 

会場
iti SETOUCHI 館内吹き抜け、コワーキングスペース tovio
広島県福山市西町1-1-1 エフピコRiM 1F

 

入場料
無料 / コワーキングスペース tovio内の展示のみ観覧料550円(税込、現金のみ)
※各種イベントは有料

 

主催
Setouchi L-Art Project(SLAP)

 

協力
株式会社かこ川商店、株式会社南瓦工房、篠原テキスタイル株式会社、
HAGW(Hiroshima Art Gallery Week)、福山電業株式会社

 

SLAP ホームページはこちら

 

Setouchi L-Art Project(SLAP)は、2023年4月29日(土)から8月6日(日)まで広島県在住のアーティスト、福田惠による新作個展「一日は、朝陽と共に始まり、夕陽と共に終わる」を、iti SETOUCHIで開催致します。

 

福田は、主に写真やインスタレーションなどを用いながら、自然と人工、個と社会、生と死を規定する枠組みをテーマとした作品制作を行ってきました。本プログラムで発表する作品は、広島市出身である福田が2011 年の福島第一原発事故を契機にして、私たちの日常を支える核とエネルギーの問題に向き合い、世界各地で取り組んできた代表作の一つです。

 

本作は、日常の廃棄物と太陽光によって構成されるインスタレーション作品です。ソーラーパネルを用いた独自のシステムから、その日その時に太陽が作り出すことのできるエネルギーのみを反映して、作品の中の電飾をはじめとする様々な装置が稼働します。iti SETOUCHIでの展示に際しては、福山市を拠点とする企業との連携に基づいて廃棄物の収集とソーラーシステムの構築にあたりました。

 

福田のプロジェクトは、いわば私たちの社会と時代を反映する都市のジオラマを構築しようとするものであり、都市の縮図としての複合施設「iti SETOUCHI」で発表されることにも意義があります。

 

本展を通じて、古来から連綿と続いてきた人間の生と太陽との関係について、現代の都市文化を支えるエネルギーの在り方について、そして私たちが生きる未来の世界について様々に考えを巡らす機会が得られることでしょう。

 

SLAP総合ディレクター 菅亮平

 

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