

作品紹介 鈴川奈央さん「白の造形美」
2026.02.20
2025年11月19日から11月25日まで本学で開催された「造形デザイン学科 2025年度卒業研究・制作発表展示会」で展示された作品を紹介いたします。

制 作 者:
鈴川 奈央 さん
タイトル:
白の造形美
素 材:
大判模造紙、厚紙用紙、アルミワイヤー、発砲スチロール
作品紹介:
本作品は、白一色という無彩の表現を通して、造形そのものの見え方や鑑賞体験の変化を探ることを目的とした制作です。
私は「色」という視覚情報の一種を排することで、形の輪郭や構造・質感といった要素がより強く知覚されるのか、また鑑賞者の視点や解釈にどのような影響を与えるのかに着目しました。制作では模造紙を素材に用いて、細部に皺や折り目を施しながら尾長鶏(オナガドリ)の形態を立体的に表現しています。
メディアやSNSなど、さまざまな色や光の視覚情報に溢れた現代社会において、本作品は、色を排することで造形そのものに向き合う感覚を呼び戻すことを意図しています。
白一色という制約の中で、鑑賞者が形や細部をいつもより少し丁寧にとらえ、造形美の定義について解釈を広げるきっかけになると幸いです。



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