

【授業紹介】平面表現における基礎を身に付ける 「造形基礎Ⅰ(平面)」
2025.05.30
「造形基礎Ⅰ(平面)」(担当:佐々木誉斗講師)は、1年前期に開講されている授業です。毎回様々なテーマの実習に取り組みながら、平面表現における基礎を学びます。これまでの美術経験や専門知識、スキルの有無にかかわらず、芸術的感性を磨きながら豊かな創造力を育むことができる構成となっているため、本学に入学するまで美術を学ぶ機会がなかった学生にとっても、学びやすい内容となっているのが特徴です。
同授業では学習が進むにつれて、見たものや感じたもの、頭の中にイメージしたものを自由に展開し、具現化する「ドローイング表現」を追求していきます。この日は最も身近な、自分の「手」をモチーフとしたドローイング演習を経験しました。
自分の「手」をモチーフに、とは言っても、この課題は見えたとおりに正確に描く"写実的表現"を目指すのではなく、柔軟な思考力や発想力を高めるための演習です。学生たちは、様々な種類の線や、独特の筆触(タッチ)、描画材の色や質感などをよく検討しながら、自分らしい表現方法を考えていきました。
このように、ただ学びやすいだけではなく、造形デザイン学科の1年生がこれから感性豊かな作品制作を実践していけるように、この授業を通して平面表現における基礎を段階的に身に付け、学生一人一人が個性を伸ばすための演習課題にしっかりと取り組んでいきます。