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ビジュアルデザインについて研究されている福永敦講師を紹介

2024.06.11

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2024年4月に造形デザイン学科へ着任された福永敦講師にインタビューを行いました。

 

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Q.大学の授業では何を教えていますか

グラフィックデザイン、写真表現の授業を受け持ち、ゼミの学生には映像制作も教えています。いわゆる、ビジュアルデザイン(アート)を教えています。

 

Q.安田女子大学に着任するまでの先生の活動内容を教えてください

大学に着任するまでは、国内外で主に現代美術の分野でアート活動に従事してきました。特に文化庁新進芸術家海外研修制度の支援を受けて滞在したドイツ・ベルリンでの活動期間では国際的な社会問題や日本文化を再認識する機会もあり、多様な表現や価値観を培うことができました。第17回文化庁メディア芸術祭アート部門審査員会推薦作品にノミネートされた経験もあります。また、アート分野にとどまらず、クライアントワークを通してグラフィックデザイン、写真や映像制作など幅広い専門的な技術も培ってきました。

 

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Q.写真に写っている場所はどこですか?何をしていますか?

2019年に公益財団法人野村財団芸術文化助成を受けて、アート作品を制作するために3ヶ月間ほどインドのラジャースタン州とプネーという工業都市に滞在しました。滞在した地域の環境音とその土地の言語(主に擬音語)を調査し、地元住民と一緒になってサウンド作品を制作しました。写真は地元の子供達に環境音(孔雀の鳴き声やトゥクトゥクと呼ばれるオート三輪の走行音)を自身の言葉で模倣してもらっているところです。

 

Q.先生の趣味はなんですか

趣味は料理です。
インドに滞在した時にカレー(インドではカレーという食べ物はない)に目覚めて、今ではスパイスをブレンドするところから作っています。また、ヨーロッパ在住の際に、希少な日本食(うどん、そば、和菓子や食パンづくりなど)もいちから作っていました。中でも、広島生まれなのでお好み焼きは得意です。
料理は作ってすぐに結果(美味しいかどうか)がわかること、盛り付けやお皿選びによって美的感覚を養えることも面白いところです。

 

Q.造形デザイン学科ものづくりセンタースタジオ9108では、どのような制作をすることができますか

スタジオ9108では写真撮影と映像制作(撮影・編集)が可能です。
写真撮影においては作品撮影(物撮り)や人物撮影するための場所が整っていて、学生が自由に使える一眼レフカメラもあります。映像制作では、撮影から編集まで行うことができ、音声レコーディング・ドローン撮影・グリーンバック撮影なども可能です。授業で制作した作品やコンペに応募した作品などを作品集(ポートフォリオ)に載せるために、是非このスタジオを活用してください。

 

Q.映像や写真表現、またグラフィックデザインに興味・関心のある在学生・高校生へメッセージをお願いします

造形デザイン学科では作品づくりを推奨しています。デザインやアートでの作品づくりを通して、自分の興味ある事物を社会や他者にどのように表現していけば良いか一緒に考えていきましょう。

 

■教員紹介

https://www.yasuda-u.ac.jp/course/zoukei/staff/

 

■ゼミナール紹介

https://www.yasuda-u.ac.jp/course/zoukei/seminar/