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在学生 西山花納さん、新宅彩真さん、山田多恵さん「パッケージ封筒デザインコンペティション」受賞作品を商品化!

2023.03.30

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造形デザイン学科4年生西山花納さん、新宅彩真さん、2年生山田多恵さんが「折鶴再生紙を使用したパッケージ封筒デザインコンペティション」で入賞しました。受賞作品は主催者により商品化され2023年1月より、廣文館(新幹線店)ほかで販売されています。

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新宅彩真さん・西山花納さん 「テトラポプリ」(優秀賞作品を商品化)

 
西山花納さん(広島市立沼田高等学校卒)と新宅彩真さん(広島修道大学附属鈴峯女子高等学校卒)のコメント
パッケージのデザインは、平らな形の封筒だけでなく、立体的な封筒があればいいなと思い考えました。広げてみると普通の封筒と形が変わらないけれど、閉じ方によって見た目が変わる平らな封筒は中に立体的なものを包めないという点を解消するために考えました。受賞後の商品化に向けて、松田製袋さんとの打ち合わせから商品が販売されるまでの工程を学ぶことができ、デザインするときに考えるべきことを学ぶことができ、とても良い機会になりました。

 
山田多恵さんのコメント(山陽女学園高等部卒)
私は自分の得意分野を見つけようと思い、コンペに参加しました。折り鶴再生紙を使ってもらうには身近なものにすれば良いと考え、折り鶴再生紙を栞封筒にするというアイデアを応募しました。賞を頂いたことから宮島の商品を制作する機会を頂いたので、このコンペから様々な経験をすることができました。今後はこの経験を活かし、自分の得意分野を磨いていきたいと思います。

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山田多恵さん「こまい紙袋とプチメモ」(入選作品を商品化)

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紀伊國屋書店 安田学園ブックセンター(安田女子大学1号館)

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第21回ビジネスフェア中四国2023展示ブース

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商品展示

ものづくりセンターからのコメント
株式会社松田製袋が主催する「折り鶴再生紙パッケージ封筒デザインコンペティション」は、初開催のコンペティションです。本コンペティションの特徴は入賞した作品が商品化されることです。ものづくりセンターではプロジェクトとして取り組み12名が12作品を応募しました。
新宅彩真さんと西山花納さんチームの作品は「ほんのお気持ち封筒」です。封筒なのに正四面体の形状に立体化することで、収納機能を持たせることができる素晴らしい作品です。作品は3種類の香りが楽しめる「テトラポプリ」の名称で商品化されました。
山田多恵さんの作品は「絆創膏入れ栞封筒」です。栞になる小さな封筒に絆創膏を収納できる素晴らしい作品です。商品化の過程で幅広い用途に対応できるよう仕様を変更して「こまい紙袋とプチメモ」の名称で商品化されました。
本プロジェクトは「折鶴再生紙を使った封筒」をテーマとした商品の企画です。封筒であることを活かすため、グラフィックだけでなく構造を含めてアイデアを膨らませ、試作を繰り返して作品を制作しました。惜しくも受賞を逃した方も大きな成長が感じられるプロジェクトになりました。
受賞後は学生と主催者が打ち合わせを行い、商品を完成させました。完成した商品は、2023年2月2日(木)に広島県立広島産業会館で行われた第21回ビジネスフェア中四国2023で展示されました。商品は1月20日より、しま商店(広島駅2F ekie)、廣文館新幹線店、ひろしま美術館、広島県立美術館、広島縮景園、多山文具(こまい紙袋とプチメモ)で販売されています。3月より、紀伊國屋書店 安田学園ブックセンター(安田女子大学1号館)でも取り扱いを開始しました。


■株式会社松田製袋「テトラポプリ」


■第21回ビジネスフェア中四国2023


■ものづくりセンターについて
ものづくりセンターは作品の制作活動を後押しする施設です。制作活動に必要な企画と技術の両面を、専任の担当者がマンツーマンでサポートします。学生は初めてでも安心な環境で制作活動に取り組み、自分の想いをカタチにした作品を次々と誕生させています。