

ロボット工学、人工知能(AI)を研究されている谷口教授を紹介
2020.12.10
造形デザイン学科の教授で、ロボット工学、人工知能(AI)を研究されている谷口和弘教授にインタビューを行いました。
ロボット工学と人工知能(AI)です。ロボット工学や人工知能をベースにして、外科手術ロボットやウェアラブル端末などの研究開発を産学官医連携体制で行ってきました。研究成果が実用化されたものには株式会社ロッテと共同開発した「ロッテ・リズミカム」があります。
イヤホン型の装置で、その基本技術(商標earable)は、日本国、アメリカ合衆国、中華人民共和国で特許を取得しています。ロッテは、この装置を用いて、噛むことの啓発活動に取り組んでいます。
上記写真は、その装置の記者会見の様子です。
最近は、学生が不審者から身を守ることができるよう、護身術の練習を支援するためのロボットの研究開発をしています。また、大阪大学と共同でウェアラブル端末、関西医科大学と共同で医療機器の研究開発もしています。
人間は感情の動物です。しかし感情だけでは、たくさんの人と人とが集まる社会を構成することができません。そこには、人を納得させる「モノ」が必要です。ものづくりは、まず自分のアイデアを試作するところから始まります。次に、たとえモノを作っていないときでも、そのモノのことが頭から離れることがない状態のなかで、何度も試行錯誤を繰り返して、悩みもがきながら、新しい技術を身に着けながら、全力で、妥協なく作ることによって、ようやく自分の思っているモノに近いモノができてきます。ものづくりという終わりなき作業の中には、苦しみもありますが、それ以上に楽しさや喜びがあります。
自分の思いを形にして、誰にも真似できないモノを、文化・文明を変えてしまうモノを生み出していきましょう!