

【授業紹介】1年前期 造形感覚を養う「造形基礎Ⅱ(立体)」
2025.06.24
造形デザイン学科1年生は「造形基礎Ⅱ(立体)」(授業担当:滝口隆久教授)の授業を前期(4月から7月)に学びます。この授業では造形感覚を養うために「造形の発想法」、「造形の創造」、「紙造形でカタチする」について講義と演習を行います。具体的には「立体造形とは何か」、「立体造形の魅力の原点を探る」、「立体造形の発想を生み出す思考法、プロセス」、「イメージと立体造形」について演習を交えて学びます。この授業を通して、プロダクトデザインを行う上で必要な造形感覚と造形能力を養うことができます。
≪造形基礎Ⅱ(立体)授業風景≫
演習では、自然界やイメージから造形の源になる造形要素を探し、それを造形キーワードとして言語化して、それを基に造形のアイデアスケッチ(造形イメージスケッチ)、紙造形を創造するスケッチ(造形スケッチ)を展開し、造形スケッチを基に紙を、折り曲げ、切断、張り合わせてイメージに合った造形を創造・制作します。造形イメージの発想を柔軟に行うために、水平思考や、マインドマップなどのアイデア発想法を学び造形イメージに合った魅力的な造形スケッチ、紙造形を楽しみながら作ります。この演習は下記の①から③の流れで行います。
①自然界(写真)やイメージから造形の源を探し、水平思考により「造形キーワード」を創造します。
≪学生作品:空の写真から「流れる、重なる、のぼる」の造形キーワードを創造した≫
②創造した造形キーワードを基に「造形イメージスケッチ」を行い、その造形イメージスケッチの中から、実際に紙造形にするもの選び、紙造形を制作するための「造形スケッチ」を創造します。
≪学生作品:造形キーワードの「流れる、重なる、のぼる」から創造した「造形スケッチ」≫
③造形スケッチを基に、魅力的な造形を創造し、それを紙造形によりカタチにしていきます。
≪紙造形制作風景≫
≪紙造形制作風景≫
≪学生作品:造形キーワードの「流れる、重なる、のぼる」から創造した「紙造形」≫