

造形デザイン学科の教員が選ぶ絵本10冊(2025年度 後期)
2025.10.28
安田女子大学・安田女子短期大学では、「後期 今だから読んでほしい 大学教員が選ぶ図書2025」という企画を実施しています。各学科に所属する教員たちが、本学の学生たちに手に取って欲しいと考える図書に推薦文を添えて、図書館のホームページ並びに図書館展示でご紹介している取り組みです。造形デザイン学科では、「絵本」をテーマとして、推薦図書をご紹介しています。本年度新たに着任した濵本隆助教にも推薦していただいています。


今回は、谷口和弘教授が選んだ絵本「くろは おうさま」をクローズアップして紹介いたします。
谷口和弘教授の推薦文
「手触りがおもしろい絵本です。
イラストがレリーフになっているため、指先でイラストのカタチを感じることができます。文章には点字もついています。
目を閉じて、ページのイラストを手で触れながら絵本を読み進めると新しい経験ができます。」
ボローニャ国際児童図書展ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)2007やニューヨークタイムズ・ベスト・イラスト賞2008を受賞し、世界14もの言語に訳されたメキシコ生まれの絵本です。
黒のマット紙に銀色の文字と光沢のある透明なインクのレリーフによるイラストは平面作品のように本全体に構成されています。
盲目の主人公が音や匂い、さわり心地など視覚以外の感覚を研ぎ澄ませて色をとらえている様子と凹凸のある文字や点は、多様な人に開かれ、想像力を広げさせてくれる作品です。
■造形デザイン学科の教員が選ぶ絵本10冊(2025年度 後期)
・「いるよいるよ」 くまのひでのぶ 緑のゆび(谷口 和弘 教授)
・「くろは おうさま」メネナ・コティン (著)、ロサナ・ファリア (イラスト)、宇野 和美 (翻訳) サウザンブックス社(谷口 和弘 教授)
・「世界で一番美しい切り絵人体図鑑」エレーヌ・ドゥルヴェール (著)、ジャン=クロード・ドゥルヴェール (著)、奈良 信雄 (翻訳) エクスナレッジ(谷口 和弘 教授)
・「ティファニーのテーブルマナー」W.ホービング (著)、J.ユーラ (イラスト)、後藤 鎰尾 (翻訳) 鹿島出版会(谷口 和弘 教授)
・「たんぽぽ」荒井真紀 金の星社(滝口 隆久 教授)
・「ちんろろきしし」元永定正 福音館書店(池田 嘉人 准教授)
・「たね」(文)ギータ・ヴォルフ(絵)トゥシャール・ワイエダ&マユール・ワイエダ、(訳)青木恵都 タムラ堂 (福田 惠 講師)
・「あかいかさ」ロバート・ブライト(作)、しみずまさこ(訳)ほるぷ出版(佐々木 誉斗 講師)
・「キラキラ」やなせたかし 株式会社フレーベル館(福永 敦 講師)
・「迷路探偵ピエール」カミガキヒロフミ、作IC4DESIGN、作丸山ちひろ、文 永岡書店(濵本 隆 助教)
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