

新科目「書と現代社会」
2020.06.24
今年度開設の「書と現代社会」(3年前期:2単位)は、現代社会においてもしっかりと根づいている書文化について、心理学や筆跡鑑定、さらにコンピュータグラフィックス等の視点から見つめ直すための新科目です。
4月より山本文枝先生(現代心理学科)担当で、書道と心理学の接点から、パフォーマンスと心理、作品とパーソナリティといった、われわれが作品制作を通じて薄々感じていた心理面と身体面等の関わりをわかりやすく解説、たいへん多くの示唆をいただきました。
また、山下明博先生(造形デザイン学科)担当で、書のデジタル化に取り組みました。本格的なコンピュータを使った授業では、雑誌の表紙等を想定し、書と写真の融合をめざして進められました。初めての体験ではありましたが、あらためて書の表現の可能性について考えました。
さらに、8月には魚住和晃先生(本学客員教授)により、筆跡鑑定について、筆跡心理の考察、現代社会への貢献といった内容の講義を予定しています。