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令和7年度「市政車座談義」で広島市長と意見交換~vol.1

2025.09.05

  • 学生活動

8月21日、広島大学東千田キャンパスで行われた「市政車座談義」に3年生の熊川美波さん・渡部琴音さんの2人が参加し、松井市長を始め、テーマに関連した活動をしている企業・団体の代表者とともに市民協働のまちづくりについて議論しました。

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市長による市政車座談義は、市民の市政参画を推進する取組の一環として、平成23年度から年1回、市民公開で開催されており、今年は「女性がいきいきと活躍できるジェンダー平等なまち」づくりがテーマでした。
人口減少・少子高齢化への対応が待ったなしとなっている現代において、広島市は若い世代の転出超過の抑制と合計特殊出生率の向上に資する対策を強化しています。

 

熊川さんと渡部さんは、広島圏域の企業5社および広島市地域産業振興課(旧:商業振興課)と公共経営学科の産官学連携で取り組んだ「広島魅力発掘プロジェクト」での企業PR動画制作の活動をもとに、女性が地元地域に定着するにはどのような視点をもつことが大切か、女性が働きやすい社会にするにはどのような環境づくりが必要かについて発表しました。

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2人は、精密機械加工という男性が多い企業のPRに取り組むにあたり、いわゆる王道の企業PRだけではなく、次の3つの観点から動画を制作しました。
 

①製造業に高い興味関心をもっている人向けの動画

②一般的な3Kのイメージを3A(新しい・安全・安心)に刷新できるような動画

③SNSで流れてきた時に思わず見入ってしまうようなリズミカルな動画

 

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その経験を踏まえ、就活生や若年層向けの企業PR動画に必要な要素として、

・企業の雰囲気や内情(入社前に把握しにくい情報こそ知りたい)

・他社にはない独自の文化や評価方法(差別化が図れる)

の2つのポイントを挙げ、これらの要素を女子大生のユニークな切り口から組み合わせることで、製造業=男性優位というアンコンシャス・バイアスを取り除くことに挑戦したことを発表しました。

 

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参加者の皆さんとの議論の中で、学生と、結婚や出産・子育て・介護などを経験した社会人とではジェンダーの捉え方や感覚は異なるものの、この数十年、自治体や企業人たちの努力によって改善されてきている現状を踏まえ、そのスピードを速められるような努力、働きかけを多方面からしていくことの大切さが総括として示されました。

 

⇒2人がどのような気持ちで準備をし、本番を迎えたのか――。
どのような学びを得たのかについて、さらに深掘りして次号で詳しくお伝えします!