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公共経営学科3年PBL「広島みらい研究会」最終成果発表会

2026.02.03

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1月22日、「広島みらい研究会」の最終成果発表会を開催しました。

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本研究会は「公共政策演習Ⅱ」を履修している3年生20名の学生が母体となり、本学と包括連携協定を結んでいる広島県庁の協力のもと、下記の5つのチームにわかれて、広島の未来をよりよくするための方策について、約8ヶ月間かけて検討を重ねてきました。

 

① スポーツ観戦者の増加[地域政策局 スポーツ推進課]

② 美術館来館者の増加[環境県民局 文化芸術課]

③ 子宮頸がん予防[健康福祉局 健康危機管理課・健康づくり推進課]

④ 若者の栄養改善×地産地消[農林水産局 販売・連携推進課]

⑤ 減らそう犯罪」広島県民総ぐるみ運動の普及[広島県警察本部]

全体コーディネーター[総務局 施策形成支援チームブランド推進グループ]

 

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学生たちは、広島県が令和2年10月に策定した「安心▷誇り▷挑戦 ひろしまビジョン」で掲げられた重点施策をもとに、行政が示す方向性を学ぶだけでなく、地域課題を自分たちの暮らしや将来と結びつけて捉え、「県政を自分ごととして考える」姿勢を軸に活動してきました。

 

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活動期間中は、広島県庁の職員の方々にヒアリングを実施し、政策立案の背景や現場で直面している課題、行政としての想いなどを直接伺いました。実務に携わる職員のリアルな声に触れることで、学生たちは机上の学びにとどまらない、より実践的な視点を得ることができました。

 

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最終成果発表会では、5つのチームがそれぞれのテーマについて調査・分析を行い、議論を重ねて導き出した「若者視点の施策」を提案しました。

① 推し活の観点から考案した「SAHサポーター制度」

②「参加型アート」と「Vlog発信」による、芸術文化に親しむきっかけづくり

③ 自治体が発信する情報にアクセスし、自らの健康を守ろうとする行動を促す「対話型セミナー」の推奨

④ 県産品を活用した「OK(お手軽で・カワイイ)フード」の開発による若者の健康増進と地域活性化

⑤「新防犯標語」と「反射材の新活用」による県民の防犯意識の向上

 

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県庁職員の方々からは、課題をどのように捉え、どのようなプロセスで提案を深めてきたのかについて質問が相次ぎ、さらに連携可能な提案も共有されました。「学生ならではの柔軟な視点に気づかされた」「若い世代と率直に意見交換できたことが有意義だった」といった声も聞かれました。現在、県庁職員として活躍している本学科OGの3名が応援に駆けつけてくれ、自分たちの経験を懐かしく思い出しながら、後輩たちにエールを送っていました。

 

本研究会での学びは、発表会で完結するものではなく、これから卒業までの一年間、さらに提案を具体化していく試みもあります。学生一人ひとりが、地域課題を自ら考え、行動し、他者と協働しながら解決策を探っていく経験は、今後それぞれの立場から地域と関わり続けていくための確かな基盤となるでしょう。ぜひ今回の学びを卒業論文のテーマに据え、さらに深めていってほしいと願っています。

 

公共経営学科が掲げる「地域公共人材の育成」という教育方針のもと、学生が行政や地域の現場と直接関わりながら学ぶ機会は、知識の習得にとどまらず、社会の一員としての自覚と責任を育むものです。本研究会で得た学びが、将来にわたって地域社会に貢献する力として発揮されることを期待するとともに、今後も産官学連携を通じた実践的な教育に取り組んでまいります。