

公共経営学科3年PBL「広島みらい研究会」進捗状況
2025.12.01
公共経営学科3年PBL「広島みらい研究会」進捗状況
公共経営学科では、行政と連携し、学生自身が社会課題を"自分ごと"として捉え、解決に向けた提案を行うPBL(Project Based Learning)を推進しています。
2025年度は、本学と「包括的連携に関する協定」を結んでいる広島県庁との協働による「広島みらい研究会」をスタートさせました。
本プロジェクトでは、令和2年10月に策定された「安心▷誇り▷挑戦 ひろしまビジョン」に掲げられた「ひろしまビジョン99のワーク」の重点取組を学び、その現状について調査・分析を行なってきました。
学生たちは、県民の一人として主体的に関わりたいテーマを選択し、以下の5つのグループに分かれて活動を進めています。
①スポーツを直接観戦する県民の増加
②美術館来館者の増加
③子宮頸がん予防に関する正しい情報の掴み方
④若者の栄養改善 × 地産地消
⑤「オトモポリス」の認知向上と普及(広島県警察の安全安心アプリ)

(ヒアリングの様子)
▶協力していただいている広島県庁の連携課
地域政策局 スポーツ推進課
環境県民局 文化芸術課
健康福祉局 健康危機管理課、健康づくり推進課
農林水産局 販売・連携推進課
警察本部 警務部警務課
▶参加学生
公共経営学科3年(公共政策演習Ⅱ 履修者 20名)
本学非常勤講師であり、広島県総務局 施策形成支援チームブランド推進グループの 河内 佑真 氏をコーディネーターに迎え、専門部署の職員の方々から助言をいただきながら、データ調査、ヒアリング、企画づくりを多角的に進めています。
11月6日には中間報告会を実施し、全体の方向性や企画の深め方について、専門的な視点からアドバイスをいただきました。
当日は、健康福祉局(健康づくり推進課・健康危機管理課)3名の職員の方にご参観いただき、データの正確な読み取り方や企画の進め方について直接アドバイスをいただきました。

(中間発表の様子)
中間報告会では、学内アンケートの分析結果や自主制作したVlogの披露、「オトモポリス」認知向上に向けた寸劇の実演など、各チームが独創性を活かした多様なアプローチで進捗状況を発表しました。
(中間発表の様子)
中間発表を終えての振り返りでは、
「アンケートやヒアリングをまとめる中で、企画の目的がより明確になった」
「連絡や役割分担が円滑になり、チームの結束力が高まった」
といった自身やチームの成長を実感するとともに、
「商品の具体化・コスト面・PR方法など実現可能な形に仕上げるためにも具体化の"鬼"になって頑張りたい」
「学内で実証実験を行い、県に持続的に取り入れてもらえる提案にしたい」
などの抱負も語られました。
(寸劇披露の場面)
最終成果発表会は 来年1月22日、広島県庁にて開催予定です。
学生たちは、県民目線・若者目線から考案した学生の今だからこそできる企画を提案し、県の取組に新たな視点を提供していきます。