

養護教諭志望学生が「教育と安全フォーラム」に参加しました
2025.02.18
児童教育学科で養護教諭を目指している学生は、各学年に5~10名程度が在籍しています。決して多人数ではありませんが、養護教諭採用試験の合格率や実績は高く、2019年の一期生から2025年3月に卒業予定の6期生までで41名が採用試験に合格しました。その背景には、現職の養護教諭の先生方と交流し、学生同士が学び合う体験を積極的に取り組んでいることもあります。
1月に本学を会場に開催された「第19回教育と安全フォーラムinひろしま」に児童教育学科で養護教諭をめざしている2年生から4年生までの16名が実行委員も兼ねて参加しました。
この大会には、全国の養護教諭の先生をはじめ、学校安全にたずさわる多数の学校関係者がハイブリッド参加されました。
前半は、事故・災害後の対応や心のケアについて、東日本大震災前後の取組の講演、後半は、日頃の学校でのヒヤリハットした事例をもとにグループ交流を行い、有識者からの指導・助言を受けながら課題解決に向けた方策を学びました。児童教育学科の学生は、各グループに分かれて参加し、記録や発表の資料作成を担当しました。
参加した学生からは「午前の部では、岩手県の防災教育について話を聞き、避難訓練だけでなく日頃から防災意識を持つことが大切であること、防災教育の中で、炊き出しや防災マップなど子どもたちが主体的に学習した取り組みが記憶に残りやすいので、これからも子どもたちの主体的な学習を防災教育に取り入れていくことが大切だということを学びました。 午後の部では、実際に養護教諭が体験したヒヤリハット事例を伺い、事例に直面した時の実際の対応や改善していくことが聞け、助言者の方のアドバイスにより、今後同じような事例に直面した際そのアドバイスを活かした対応ができると感じました。このような機会は、養護教諭同士の学びにもなるので、今後も積極的に参加したいと思います」とか、「今回、様々な事例を参考に検討したことで、対応の際の注意点や緊急時の校内体制の整備の必要性について理解を深めることが出来たと感じます。特に、一人で対応せず、連携、共通理解を大切にしていきたいです。現役の養護教諭の先生方や有識者の方から貴重なお話、体験を聞くことができ、今後に繋がるとても貴重な経験が出来たと感じています。今回の学びを実際の学校現場で生かしていきたいと思います」といった感想が寄せられました。
現職の養護教諭の先生方からの学びは、養護教諭に向けての意欲を高めていったようです。
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